出版社内容情報
看護師人生半世紀、在宅看護に関わってきた中で見えてきたものは、最期は皆「自分らしく」逝くべきだ、ということ。あなたは、「自主逝」という言葉を知っていますか?
看護師人生半世紀、在宅看護に関わってきた中で見えてきたものは、最期は皆「自分らしく」逝くべきだ、ということ。
「家で死にたい」「最期はすきなものを食べたい」「家族に一言、ありがとうと伝えたい」
願いは人それぞれです。
もしこの先、親が病気で倒れたら?「延命治療はせず、家で死にたい」と言われたら?
願いどおりに看取ることは、一筋縄ではいきません。本人の意思を尊重すべきだと思うものの、少しでも長く生きてほしい。家族は葛藤します。
本人と、その家族の胸のうちにある本音が言えるように、そしてその願いを叶えるお手伝いをするのが看護師の仕事。その存在を、知っていてほしいのです。
半世紀にわたって在宅看護を続けてきた著者による、「もしものとき」の情報も満載。
今から、あなたなりの「自主逝」を考えてみませんか。
村松 静子[ムラマツ セイコ]
著・文・その他
内容説明
今の自分を知ることが、“自分らしく生き抜く”ための第一歩。医師と意見が合わなかったら?困ったときの相談先は?読んで、話して、書き込める、今からおさえておきたい情報が満載!
目次
第1章 あなたは、あなたの「死」について考えたことがありますか?(まずは今の自分を知ること)
第2章 あなたの「自主逝」を考える(まずははっきり気持ちを伝えること;どこまで治療を受けるのか ほか)
第3章 あなたのように逝きたい(「自主逝」をイメージする;「私、これで、家で死ねるのね」 ほか)
第4章 あなたらしく“生き抜く”ことを考える(看取る側の自分、看取られる側の自分;元気なときこそ考えておいてほしいこと ほか)
付録 いざというときに知っておいてほしいこと(介護保険の申請手順;こんな相談機関がある ほか)
著者等紹介
村松静子[ムラマツセイコ]
1947年、秋田県生まれ。在宅看護研究センターLLP代表。看護コンサルタント株式会社代表。筑波大学大学院教育研究科修士課程カウンセリング専攻修了。日本赤十字社医療センターICU初代看護師長。1983年、ボランティア訪問看護チーム「在宅ケア保障会」を結成。1986年に在宅看護研究センターを設立し、公益法人を対象とした老人訪問看護ステーション創始のモデルとなる。2010年以降、メッセンジャーナース認定協会の立ち上げ、一般社団法人「よりどころ」の設立を行う。2011年、「開業ナース」としての活動が認められ、赤十字国際委員会が顕著な功績を上げた看護師に授与する「フローレンス・ナイチンゲール記章」を受章。現在は、日本赤十字社幹部看護師研修センターの非常勤講師等を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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