内容説明
持ちすぎてはいけない。禅の教えから考える、心軽く生きていく方法。
目次
第１章 執着を捨て、本当の自分で生きていく（本当の豊かさは、モノの豊かさで決まらない―心の豊かさが本当の幸せ；無理をするから、苦しみが生まれる―自然の流れに身をまかせて ほか）
第２章 煩わしいものは持たなくていい（人間関係に損得勘定を持ち込まない―「縁」があれば自然とつながる；礼儀を意識しすぎない―礼儀を超えたつきあい方もある ほか）
第３章 「持つ」「持たない」のルールづくり（まずは「持たない」ようにする―本当に入ったものを持つ；多欲にならないように、判断していく―生きる原動力以外の欲は持たない ほか）
第４章 これからは、持たない暮らしで心軽やか（これからは持たない生き方をする―削ぎ落として、心豊かに生きる；もともと、みんな何も持たず生まれてきた―命があれば、やり直すことができる ほか）
著者等紹介
枡野俊明［マスノシュンミョウ］
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、曹洞宗大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動によって、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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なつ
11
『モノと真剣に、ていねいに向き合ったら、理にかなったモノだけが身のまわりに置かれる』『真の人間関係は「縁」によって結ばれる』『縁を結ぶために必要なのは、まず、自分が本分をまっとうすること』『才能は好きなことのなかに眠っているもの』『夢の「周辺」で生きることは十分に可能』『モノを手放すことで思いを絶つ』『他人と比較することをやめて(比べることから離れて)、自分を見つめてみると、やるべきことがわかってくる』『ひとつのことを続けていけば、またひとつ、またひとつと自ずとそろってくる』 どれもこれも本当にシンプル！2017/10/07
のり
7
思い通りにならないことを受け容れる。捨てることは、使い切るということ。心を豊かにしてくれるのはモノの質。出会った人には心を込めて接する。目標とする人物像を明確にしておく。自分が正しいとは限らない。できるのは自分が変わること。してあげた、という思いをきっぱり忘れる。最期は何も残さない。すべては放つことから始まる。足ることを知る。2019/05/18
りこりり
5
良書です！2023/07/20
もも
5
物をたくさん持つことが幸せという欧米型の価値観に、疑問を持つ人が増えているのだと思う。三世代が暮らす、大家族が当たり前だった時代は、介護も育児も家族でサポートして上手くできていた。そのシステムが崩壊してしまったから、現代の様々な問題が発生してきてしまっているのだと思った。2017/01/28
タペンス
3
常識や標準とされるものは真理なのか。日々是好日、私たちはその日ごとにその日でなければできないかけがえのない経験をしている。夢にこだわり続けることは自分を縛ることになり、挫折につながる。劣った自分も優れた自分も比べることがもたらす妄想。絶対の自分を一生懸命生きればそれで良い。安らかに生きるためには足るを知る。禅の本にすっかりはまりました。いろいろ読んでみたい。今の自分の悩みが軽くなる。勉強になる良書でした。2021/10/17
