内容説明
世界196か国の憲法と比較すれば、日本国憲法のあるべき姿がわかる!守るべきこと、変えるべきことをふまえた憲法改正論議のために。
目次
第1章 「この国のかたち」としての憲法論
第2章 「前文」は国家の顔である
第3章 社会の基礎単位「家族」を保護する
第4章 よりよく「変化」していくための憲法改正条項
第5章 憲法における「新しい概念」の扱い方
第6章 国家の平和を「守る」ための国防条項
第7章 国民の生活を「守る」ための国家緊急事態条項
第8章 平和安全保障法制の目的は「戦争抑止」
著者等紹介
西修[ニシオサム]
1940年、富山市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院政治学研究科修士課程(憲法専修)、同博士課程修了。第一次・第二次安倍内閣安保法制懇メンバー。政治学博士、法学博士。駒澤大学法学部教授をへて、現在、駒澤大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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軍縮地球市民shinshin
10
世界の憲法と比較しながら、日本国憲法の条文はどうなのか?を考察した本。護憲派の言っていることはそもそもの事実誤認が数多くあり、専門の憲法学者といえども例外ではないことが分かった。189の国が成文憲法を有しており、何らかの平和条項を盛り込んでいる国が159ヵ国。84.1%だという。護憲派は「唯一の平和憲法」と言っているが明白な誤り。2016/10/30
めっかち
3
日本人が憲法について何も知らないことを教えてくれる本。憲法改正に賛成、反対関わらず読んでほしい。自民党改憲案が良いかはともかく、70年も一度として改憲できていないのは、やっぱりおかしいだろうと感じた。
Masataka Sakai
2
人生や資産等、自分の理想ですら実現できない現実の中で、護憲派が駄々っ子のようなユートピア思想で国際的な変化に対応できるのか?世界の潮流に気付き幕末明治と駆け抜けた志士の心意気に照らしてみたい。★★★★★2016/07/19