内容説明
「好きなことだけやってきた!」そう言えるのは、やってきたことを全部、好きになってきたから。ウンチク王・趣味人・教養人、山田五郎の「今」を愉しむための人生哲学。
目次
第1章 「好き」こそものの上手なれ
第2章 「好き」な仕事を探すより、目の前の仕事を「好き」になれ
第3章 「好き嫌い」は自分で変えられる
第4章 「好き」は努力で育つもの
第5章 「嫌い」を「好き」に変えるコツ
第6章 「嫌い」な仕事ほど実はオイシイ
第7章 「好き」になれなくてもかまわない
第8章 「飽き」ずに「好き」でいるために
著者等紹介
山田五郎[ヤマダゴロウ]
評論家。1958年東京生まれ。上智大学文学部新聞学科在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に遊学、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot‐Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は西洋美術、まちづくり、時計、ファッションなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小梅
86
「好き嫌い」は自分で変えられる。 「嫌い」よりも怖いのは「好き」に飽きてしまうこと。 幸福の反対は不幸ではなく無関心。「嫌い」って感情があるなら無関心より良い。「嫌い」なところを探してまで嫌うより、良いところを見つけてみよう。 この本は、ずっと手元に置いて、行き詰まった時に読み返したい。2019/01/24
roatsu
11
人生を豊かにしていくための気付きに溢れた素晴らしい一冊だった。何歳で読んでも良いけど、やはり若いうちに弁えておきたい内容。好きも嫌いも考え方や向き合う姿勢次第で、ある程度自在にコントロールできること、むしろ感覚から来る実はあやふやな好き・嫌いに囚われることが人生を狭めることなど考えさせられることばかり。情報過多で頭でっかちになる傾向が強いこのご時勢こそ、ひたむきに経験することから得るものが大切で最終的にそれが人生を作るのだと再確認。所々出てくる友人MJことみうらじゅん氏の逸話がまた突き抜けていて面白い。2016/11/23
ぴょこたん
6
山田五郎さんブームの最中の最新刊本。対象は社会人数年目の仕事が嫌になりだした人。しかしこれは私にはハズレだ。「嫌いを好きになればいい」を約100項に分けて説明してるが、同じことの繰り返しに思えてしまう。海竜社は外山滋比古さんの本もひどかったがどういう編集してるんだろう?2017/08/28
ニョンブーチョッパー
5
★★★★☆ 「ぶらぶら美術・博物館」やアド街の影響からか、いろいろな知識を持っているスーパーな人というイメージの山田五郎氏も、原稿が書けないと悩んだり、仕事で反りが合わない人がいたりという、本人にとっては言いづらいようなことも書かれていて、より身近に感じられた。「「嫌い」よりも「好き」な方がうまくいく」から「実は好きになれなくてもいい」という展開に優しさを感じた。2018/07/21
葉
5
上智大学に文学部新聞学科があることに驚いた。好きになる力でなんでも愉しめると最初に書かれており、どうせ働くなら自分の仕事を好きになって楽しく働くべきというスタンスである。好きになること自体が仕事であり、好きになれば自分も好かれる好循環が生まれ、周囲も笑顔になる。遊びより仕事を楽しむ方が得らしい。全部の表題が575で作られているのがこの本の特色である。努力しないで好きになれることはなく、しっかりとした考えが必要である。2016/10/24
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