魚道(さかなどう)―海の四季

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759312997
  • NDC分類 664.6
  • Cコード C0095

内容説明

海と魚に感謝して、旬の季節においしく味わう。自称、日本一鮨を愛する『夜回り先生』と日本一魚を愛する寿司屋の親父の真剣勝負。

目次

第1章 魚の常識への挑戦(春は桜鯛;養殖という魔物;獲れたての鮪はまずいのか;夏の名物、鱧;寝かせた河豚は旨いのか ほか)
第2章 魚道を究める(鮨を食すことは、絵を描くこと;隣の客のしゃりで、板前の腕を知る;タネの切り方で、板前の愛を知る;その魚をどうやって獲ったかを聞く;寿司屋の潰し方 ほか)
第3章 相模湾、四季のめぐみ―葉山「稲穂」の四季

著者等紹介

水谷修[ミズタニオサム]
1956年、神奈川県横浜市に生まれる。上智大学文学部哲学科を卒業。1983年に横浜市立高校教諭となるが、2004年9月に辞職。在職中から継続して現在も、子どもたちの非行防止や薬物汚染の拡大防止のために、「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールとメールや電話による相談をおこない、講演活動で全国を駆けまわっている

鈴木一人[スズキカズト]
1952年、横浜に生まれる。鶴見の海・山・川を遊び場として育つ。22歳で自分の店を横浜市磯子区洋光台に妻と二人で開く。新鮮な魚を求め、1982年、神奈川県葉山に移る。常に、地元の漁港から水揚げされたライブフィッシュにこだわり、寿司、刺身、てんぷら、煮魚、焼き魚等、地元相模湾の魚貝類を中心とした料理を提供している。数々の食通、食客から愛され、育てられ、今にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

18
知らずに語る。これほど怖いことはありません。養殖の魚の味を本物と思って舌鼓を打つのが、現代の日本なのですね。科学技術が発達し、安価で何時でも魚が食べられるようになりました。しかし、それは本来の魚の味を忘れさせることになってしまったのです。本書中で何度もくり返されていた言葉が、「一度でいいから養殖ではなく天然物を食べて欲しい」でした。旬の魚、雄雌の違い、鮨の食べ方なども学べました。何でも本物を知るまでは、何も言わないのが大人ですね。2016/09/07

0422

2
いい。字が大きい。読みやすい2015/01/07

常磐条(ときわとおる)

0
食べることは、命をいただくこと。だからこそ昔から礼儀作法というものも重んじられてきました。しかし今、飽食の時代にそういった認識も、本当の“美味しさ”も知らないままに食欲を満たすだけだった自分に反省させられます。締めた方が美味しい魚、出産のあとの魚の味は落ちる、寿司屋で味噌汁は飲まない、むらさきやガリへのこだわり、、、一つ一つ、勉強させていただきました。すべては人との関わりである以上、客もためされているのです。生きることすべてが道の奥深さ、なんとままならないことか。。2013/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6451914
  • ご注意事項

最近チェックした商品