内容説明
ノストラダムスの予言を解釈するのではない。まるで歴史物語のように読み、見せる。ダ・ヴィンチ以上の超人が残した驚異の予言詩を、初めて体感できる本。
目次
タイム・トラベラーの跡
戦う青年医師、「神通力」を得る
「トリノ大理石板」の謎と「ノストラダムス・コード」
ヴェルサイユの栄光と落日
“第一のバビロン”フランス革命とギロチンの刃
“王家全員を生贄とする”恐怖政治を告発
ナポレオン神話の光と闇
英国の立憲王制、米国の“人間的統治”を讃美
第一次大戦と“第二のバビロン”ロシア革命
半月刀と日輪
天皇と「不死鳥」日本
著者等紹介
竹本忠雄[タケモトタダオ]
日仏両語による評論家、講演家。筑波大学名誉教授、コレージュ・ド・フランス元招聘教授。1932年生。日本の霊性文化復興を目して1950年代より評論活動に入る。仏文学専攻(東京教育大学大学院修士課程)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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A.I - Transition
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800ページ近くと読み応えたっぷりであった。特にノストラダムス在命時からフランス革命までは次々と四行詩が現実化し、その現実に翻弄される登場人物の様が小説を読んでいるようにハラハラドキドキ感を与えてくれるものであった。それにしても中世ヨーロッパは残酷である。革命とは名ばかりなのだろうか。これが人間社会の宿命なのか…近代から現代、はたまたまだ我らが見ぬ未来の解釈に関してはう〜む…?結局解読するものによって変わってくるという結論なのだろうか。スラスラ読めて面白いのでオカルト好きにはおすすめ!2014/09/27
すらいみー
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単なるノストラダムス本ではなく、逆転の世界史というサブタイトルだけあって、有名な歴史の場面を別の視点から見られて面白い。分厚くて高いけど満足度は高い。2011/06/18