内容説明
老年は人生の総決算。脳を刺激し、からだを動かす。人とかかわり、役割を楽しむ。持ち時間を充実させるために考えるべきこと。
目次
1章 死までの時間をどう生きるか、楽しむか―子供の“首っかせ”にならないために
2章 ゆるやかに衰えていく自分とどうつきあうか―死ぬ前に“血の池、針の山”が待ち受ける
3章 頭はどうすればやわらかく保てるか―認知症は老人の死である
4章 人間が大人になるとは?老いるとは?―性格のタイプ別、老年に現れる傾向
5章 認知症の親をどう見守るか、世話するか―徐々に進行する時・空間・価値体系の混乱
6章 人は何歳まで生きればよいのか―現在の自分は生きてきた人生の総決算である
著者等紹介
三浦朱門[ミウラシュモン]
作家。大正15年東京生まれ。東大言語学科を卒業後、日大芸術学部の教職に就くとともに、第15次「新思潮」に加わり作家活動に入る。中国西域を扱った『冥府山水図』が文壇デビュー作。昭和42年、『箱庭』で第14回新潮文学賞受賞。以後、『犠牲』『楕円』『正四面体』など次々と話題作を発表、また独特のユーモアとエスプリを生かしたエッセイ『結婚なんかおやめなさい』『四世同堂』などベストセラーも数多い。昭和60年4月から61年8月には、文化庁長官として活躍した。平成11年、第14回産経正論大賞受賞。同年、文化功労者となる。日本芸術文化振興会会長、日本文芸家協会理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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