キム・ホンソンという生き方―在日コリアンとして、障がい者として

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  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759267532
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0036

内容説明

家業手伝い中に十指を切断。12歳のホンソンは、学校にも通えず…。鉛筆を両手首にはさみ、文字を書き出して人とつながる扉を開く。いま、ふたりの息子の母親。大学の講義、映画・韓国ドラマに夢中の日々。感動に満ちた半生記―自らの心情や体験を瑞々しく語る。

目次

1 半生記
2 出産記
3 わが子の教育、国籍のこと…
4 学生たちと向き合って
5 講演での出会い
6 歴史を胸に刻み歩む

著者等紹介

金洪仙[キムホンソン]
1951年広島市で生まれる。在日韓国人2世。1964年夏休みで家業手伝い中に両手切断事故。民族学校・建国中学を中途退学。1970年大阪文学学校に通い始めて、詩人金時鐘、作家土方鐵と出会う。1974年から1985年まで高槻市「在日朝鮮人子ども会」指導員。1991年から2011年まで寝屋川市「日本語よみかき学級」講師。2006年から非常勤講師として大阪国際大学短期大学部・大学で「人権教育論」、2012年から大阪電気通信大学で「韓国語」を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うさこ

12
ホンソンさんご自身、とっても明るくて頼りがいのある方なので、どういう生い立ちでこられた方なのか知りたくなり拝読しました。 在日という世界でご両親の苦労を見てこられ、ご自身は中学生の時に両手を事故で切断されてしまう。普通なら大きく挫折してしまうところですが、ホンソンさんの素晴らしいことは逆境に負けなかった。字を書くことも食事をすることも努力して自分でされたということ。結婚もされ、子供さんにも恵まれ頑張ってこられたということ。自分も逆境の立場に立った時、ホンソンさんを思い出して頑張ろうと思う。2016/11/07

Miki Shimizu

0
いいなー。題名の通り、在日コリアンで指を切断して無くしてしまったホンソンさんの人生について。話はあっちいったりこっちいったりするねんけど、めちゃめちゃわかりやすいし、教育にかける情熱に大共感!ほんとに子どもって打てば響くのよねー!私もがんばろー!と思えた一冊。2014/11/02

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