出版社内容情報
ハンセン病の重く苦い歴史を語る声が原風景のむこうから聞こえる。10歳でハンセン病療養所に入所して65年。社会の隙間のような空間で、ファインダー越しに刻んだ隔離の島の移ろいを自らの生と重ねるように記録した魂の写真帖。
プロローグ…春日野道小学校/1…ちいさい海峡をわたる/2…島とふるさとをつなぐ/3…道をひらく/エピローグ…居場所
内容説明
一九四一年七月十四日の夕暮れ、大和高田の町をあとにして、岡山県邑久町の邑久光明園に入った。それから六十五年、ちいさな島を撮り続け、島の幾星霜をまとめた写真帖。
目次
プロローグ 春日野小学校
1 ちいさい海峡をわたる
2 島とふるさとをつなぐ
3 道をひらく
エピローグ 居場所
著者等紹介
崔南龍[チェナムヨン]
1931年2月26日、神戸市春日野道に生まれる。韓国籍。1941年7月15日、10歳の時、国立療養所邑久光明園入所。園内の少年少女舎「双葉寮」で療養生活。同時に園長が校長となっている園内の「光明学園」小学校4年に編入。今日にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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