児童性愛者―ペドファイル

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児童性愛者―ペドファイル

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784759260861
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

内容説明

世界で唯一、合法の「児童性愛愛好者協会」。取材班は、手始めにぼくを児童性愛者として会に送り込むことを決定した。初めて出席する会合にそなえて、ぼくは児童性愛をとりあげた本を手当たり次第に読みあさった。インテリぶった理論的考察や、児童性愛者を頭から「変質者」と決めつけて身の毛のよだつ話に仕立てあげたものはたくさんあった。だが、秘密裡の生活を送る彼らの実像に迫るものは、まったくといってよいほどなかった。ペドファイルという言葉は、「子どもを愛する人」という意味のギリシャ語に由来する。性欲の対象が子どもだけに向かう彼らは、「一般の」人々とかけ離れたタイプと思われているが、実はそうではない。たとえば少女を誘拐し、森でレイプする男だけが児童性愛者なのではない。その一方で、彼ら自身といえば、“世間から偏見を受けている者”として自分たちを見なしていた。児童性愛者のネットワークに潜入するには、ぼく自身がペドファイルになりきらねばならなかった。ぼくは、「もう一人のぼく」への変身を準備していった…。

目次

児童性愛者協会
潜入プロジェクト
ベントの告白
少女モニカ
消えたスタンプ
密室の会合
少女を弄ぶ手―古いネガ
疑惑の罠
「眼で犯せ」―協会コンサルタント・スヴェン
魅力的な紳士・ケル
ホテル・カリフォルニア
スウェーデンの森
その男、グスタフ
グンブリット
ケルと少年、そしてインド
偽装と密告
黒い髪の女
檻の中の子ども
南インドの少年、サヴェリ
手引き
不機嫌な大臣
「審判」の日
呵責

著者等紹介

ビリング,ヤコブ[ビリング,ヤコブ][Billing,Jacob]
1966年生まれ。1999年デンマーク・ジャーナリスト・カレッジ卒業。同年、ラジオ番組『優しい扱いのもとで』でデンマーク・ラジオ報道賞受賞。2000年『デンマークの児童性愛者』で同年のテレビ・オスカー賞候補、「セーブ・ザ・チルドレン」の子ども人権賞受賞

中田和子[ナカタカズコ]
1966年慶応大学文学部独文科卒業。ハンブルグ大学、ロンドン大学に留学。現デンマーク在住。1994年WACOMM Translations設立
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感想・レビュー

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tomo*tin

31
正直に言う。これ、本当は読みたくなかった。創作だったらロリもショタも何でも好きにしたらいいと思っているし、変態も異常性愛も大歓迎だけれど、ノンフィクションの潜入レポ(あんまりレポになってないけど)となると話は別だ。別に道徳だとか倫理だとかを議論するつもりもないし、これ系って色んな意見があると思うからあれだけど、なんかもう本気で胸糞悪い。権利とか自由ってのは誰かの都合のためにある言葉じゃないと思うんだけど。こういうの読むと人間がより一層嫌いになる。なんかもう、呪いの電波を送りたい。2009/07/01

多田幾多

25
「君は男の子が好いのかい?それとも女の子かい?」読んでいてイライラした。別に、ペドに対する白い眼やペドが行う事に対しての糾弾や怒りなどではなく、自分の潔白について延々と書くというのに腹が立った。自分は違う、俺は悪くなーい・・・・子供かよ。くそ。2013/07/15

mari

19
これは驚きの本だった。何より驚いたのはデンマークでは「児童性愛好者協会」という団体があり、法的に認められているという事実!認められているのだからこの団体は法的に保護され、結社の自由を認められているということ。この団体こっそり紛れ込んだフリーライターの潜入ルポです。2014/12/05

白黒豆黄昏ぞんび

19
子どもにしか性欲を抱けない精神構造とはいかなるものか。ヤコブ・ビリングさんの精神が崩壊寸前になるまで消耗し、真摯に取り組んだ潜入取材ではあったが、ふたりの逮捕者を出したこと以上に報われた結果となったのかどうかは甚だ疑わしい。ここに登場する児童性愛者たちがなにを言ったところで欺瞞でしかない。大人と子どもの性関係は、勝者(大人)と敗者(子ども)の構図の上でで成り立ってることを忘れてはならない。恥ずべき暴力行為だ。2012/12/15

乙郎さん

17
主人公ヤコブの立ち居地はドラマなんかでよくある青臭い正義感あふれる主人公。だから、彼の考え方にはある程度共感するものの、何か足りないと、もやもやしたものが残った。児童性愛者たちの論理は一種のサイコパスに近い。だからこそ、もっと聡明な論者が今後必要だと感じた。このような実態を白日の下にさらけ出したという意味で、本書は(ジャーナリズムの方法論はさておき)有意義である。そして、このような議論すら許さない日本の現状が不健全であることは言うまでもない。2009/08/04

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