『カムイ伝』のすゝめ―部落史の視点から

『カムイ伝』のすゝめ―部落史の視点から

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759251210
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0021

内容説明

『カムイ伝』から何が見えるか。1964年、戦後マンガ史の大作『カムイ伝』の連載が始まった。被差別民を主人公に、農民、武士、商人、忍者たちが繰り広げる壮大なドラマを、部落史研究の最前線から読み解く。教師・学生・研究者はもちろん、すべての『カムイ伝』読者必読の一冊。

目次

はじめに 自分史と重ねて
第1部 『カムイ伝』概論
第2部 『カムイ伝』の人物論
第3部 部落史学習と『カムイ伝』
おわりに 『カムイ伝』はどう読まれていたか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

25
図書館本。「カムイ」はアイヌ語(神の意)なのが引っ掛かっていた。4巻まで読んだ限りではアイヌ民族は出てこない。白戸さんは当初は本土の被差別階級の人間が蝦夷地に渡ってアイヌ民族とともに生きるというストーリーを考えていたと知って納得。しかし白戸さんは当初の構想を変え、江戸期に差別されていた非人(正しくは穢多)を中心に据えることにし、それも途中から路線変更し、差別問題解消の闘いというよりは階級闘争へと物語が移行していく。大学紛争華やかな1960年代にこの漫画の連載が始まったことと無関係ではないみたいだ。2016/06/29

Miyaz

0
星42012/02/28

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