目次
第1部 ごみ清掃のお仕事を見てみよう(ごみってなんなの?;ごみの収集にはいろんな種類があるの? ほか)
第2部 集めたごみの処理を見てみよう(街で集めたごみはどこへ行くの?;ごみの清掃工場を見てみよう ほか)
第3部 ごみ清掃を取り巻く社会を考えてみよう(ごみ清掃がないとどんな街になっちゃうの?;伝染病とごみって関係あるんですか? ほか)
第4部 ごみ清掃と差別(どんな差別があるのですか?;大切な仕事なのになぜ差別されるのですか? ほか)
第5部 世界とつながる清掃の仕事(インドのごみ清掃について教えてください;ミャンマーのごみ清掃について教えてください ほか)
著者等紹介
押田五郎[オシダゴロウ]
1950年東京都で生まれる。1972年に東京都清掃局に清掃職員として入り、65歳までの44年間をごみ収集作業員として従事。その間労働組合の役員を歴任する中で、清掃現場の労働環境改善や人権活動にも取り組む。現在は清掃・人権交流会会長とともに、NPO法人インド子ども人権基金理事、国立市人権・平和のまちづくり審議会委員を務める。趣味は山登り、ラグビー観戦、クラシック合唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もとむ
25
僕が毎週日曜日に行う、渋谷の清掃ボランティアの際にも、清掃職員の方々のご協力が都度ある。元々そちらに興味があり、今回も本書を読んでみたが、本当に勉強になった。僕でも知らないことが多かった。①東京都の埋立処分場はもうあと数十年で限界を迎える→なのでゴミを減らす!②清掃職員は公務員の仕事だったのが、段々一般企業に委託するようになった(学童の仕事と一緒!でも著者はそれに反対している)③ゴミ清掃の仕事は「臭い、汚い」と差別され続けた歴史がある…なので著者の押田さんは、世界中の清掃員と交流し、環境改善に努めている。2025/05/11
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
17
東京都の清掃局で40年以上勤められた著者。己の認識不足を思い知らされた。世の中は生産・流通・消費、そして廃棄、この4つの循環で成り立っている。自給自足生活で廃棄物は発生しないが、分業となったがためにゴミが生まれた。なぜゴミ収集は公務員なのか。そして差別の問題。いろいろ考えさせられすぎる。2024/02/14
かはほり
3
原案者が実際に清掃業務に携わっていて、その労働条件の改善や人権問題に取り組んでこられたので説得力があり、職業差別是正の啓蒙につながると思った。こういう本を子どもたちに読んでほしいね。2025/06/14
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