内容説明
一篇の小説が投げかけた波紋…すべては、そこから始まった。現代を生きる白丁(ペクチョン)の後裔の大学教授、朴異珠(パク・イジュ)。自身が世に問うた小説をめぐる裁判沙汰をきっかけに、彼女は自らの出生の秘密と向き合う。苦渋に満ちた彼女自身の人生の模索を縦糸に、彼女の小説に描かれた人物たちの生を横糸に、形こそ違え抵抗し、闘い、生き抜こうとしてきた白丁たちとその子孫たちの歴史と現在を描く。知られざる朝鮮被差別民の叫び。
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