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内容説明
日々の暮らしのなかで、平和や多文化共生をどのように考えればいいのか。著者と家族のライフストーリーを軸に綴ったエッセイ。
目次
1 日本と韓国から複数の世界へ(母の口癖;希望を紡ぐ子どもたち;国籍って何だろう? ほか)
2 子どもたちと語り合う共生(「人権学習」は眠たくて面倒くさい?;「みんな一緒」から抜け出す仕掛け;「○○人」の境界が揺らぐ瞬間 ほか)
3 いのちを耕す(「あっち」と「こっち」を乗り越えるには?;星にみちびかれ;小さな師匠たち ほか)
著者等紹介
孫美幸[ソンミヘン]
大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター講師。2000年に京都市公立中学校で初めての外国籍教員として採用。2010年立命館大学大学院社会学研究科博士課程修了。2014年、ノンフィクション作品「境界に生きる」が、第40回部落解放文学賞記録・表現部門で入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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柳田
12
かなりハートウォーミング。中学生とか高校生が読んでほっこりしつつ、こういうことに関心をもつきっかけとかになったらいいよなと思った。『知里真志保の生涯』を読んだときも思ったのだが、こういう民族や国籍や言語等によるアイデンティティの葛藤みたいなのは日本生まれ日本育ちには全然分からないだろう。私もまあピンとはこない。だからこういう、問題意識を前面に出すのではなく、ハートウォーミングなノンフィクションだと読みものとして面白いし、はあ世の中にはこういうこともあるのか、という気持ちになる。ただあんまり共感はできない。2018/08/16
hideko
0
子どもに学ぶ姿勢が素敵です。 “師匠”とお話したい。2017/12/23