内容説明
「なんで企業が人権に取り組むの?」「差別がいけないなんて、言われなくてもわかってる」…。どうしたらそんな社員と一緒に人権への気づきを生み出せるだろう?日々、自問自答を繰り返し啓発に取り組んできた著者の語りが、職場や地域・学校で人権啓発に取り組む人びとの共感を呼んだ『ヒューマンライツ』の好評連載の単行本化。
目次
1 ちょっと考えてみませんか?(企業が人権に取り組むわけ;自分が問われるということ―社員に対する偏見;ある支社で―表現には気をつける? ほか)
2 ホンモノの研修をめざして(人権研修の組み立て方;企業の社会的責任―さらにコーポレートシチズンシップ、社会的責任投資へ;風薫るの候に想う―考えるきっかけ、気づき、行動を起こす力 ほか)
3 私を原点に導いた出会い(答えにくい質問―自分を大切にするということ;一人称で考えるきっかけ―自分の意見を持つということ;慙愧の念―人を刺す何気ない一言 ほか)
著者等紹介
竹内良[タケウチリョウ]
1951年生まれ。1975年NKK(現・JFEスチール株式会社)入社。現在、同社人権啓発室勤務。東京人権啓発企業連絡会常任理事
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