内容説明
ひとつめこぞうのいっちゃんにはともだちがあんまりいません。だって、クラスのなかでひとつめなのは、いっちゃんだけ。だけど、だいじな友だちがいます。ほんのりノホホンとした二宮由紀子のナンセンス・ワールド。
著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
1955年、大阪生まれ。『ハリネズミのプルプル』シリーズ(文溪堂)で赤い鳥文学賞、翻訳家として『クリスマスはきみといっしょに』(BL出版)で産経児童出版文化賞、『だれか、そいつをつかまえろ』(同)で日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞
村上康成[ムラカミヤスナリ]
1955年、岐阜生まれ。『ピンクとスノーじいさん』『ようこそ森へ』(徳間書店)、『プレゼント』(BL出版)、の三作品でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』(徳間書店)でBIB世界絵本原画展金牌、『なつのいけ』(ひかりのくに)で日本絵本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
55
大好きな村上康成さんのかわいい絵とは裏腹に、主人公はふつうの学校へ通う一つ目小学生、同級生の女の子はのっぺらぼうという驚きの設定。回りはふつうのクラスメイトたち。でもふつうって何?2018/08/13
ふじ
21
クラスのこに『目がはんぶんしかない!』とバカにされるひとつめくん。仲良しなのはのっぺらぼうちゃん。注)2人以外は人間。設定から突っ込みどころ満載だけど、所々真理が描かれていてシュールなのに深いお話でした。妖怪だけど怖くない話。2018/07/22
p.ntsk
14
案外自分がいっちゃん、ののちゃんだったりして。違って当たり前。そんな前提でいれば違いもまた楽しいかも。2013/10/30
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2025/01/15
かっぺ(こと悩める母山羊)
9
☆4歳 ひとつめこぞうのいっちゃんがとってもかわいい! ののちゃんの「へえ」は深いのです。 2014/03/29