目次
第1章 激変する社会と人口変動・IT革命
第2章 部落解放運動を変革するために
第3章 多様な組織を活用した部落解放運動を
第4章 サイバー(電子)部落解放運動の強化を
第5章 差別撤廃のために社会システムの創造を
第6章 部落差別解消推進法の具体化
補章 「湯浅町部落差別をなくす条例」に学べ
著者等紹介
北口末広[キタグチスエヒロ]
1956年大阪市生まれ。近畿大学人権問題研究所・主任教授。京都大学大学院修了(法学研究科修士課程)国際法専攻。(一財)アジア・太平洋人権情報センター顧問、(一社)部落解放・人権研究所理事。(一財)おおさか人材雇用開発人権センター副理事長、特定非営利活動法人ニューメディア人権機構理事長、NPO法人多民族共生人権教育センター理事ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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U-Tchallenge
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情報社会の進展に伴い部落差別の実態が変化してきていることとそれにどのように対応していかないといけないかが中心的な内容の一冊。部落差別の現代的な課題について考えることのできる一冊である。現状を理解したからと言って、これからどうするかということははっきりしない。しかし、現状を知らないと対応はできないだろう。そう考えると部落差別を解消するためには必読の一冊に間違いないだろう。2023/10/01
U-Tchallenge
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社会の変化に伴い、現在の部落差別は形を変えつつある。そこには情報化社会の大きな影響がある。インターネット上での差別にどのように対応していくかが必要になっている。モニタリングや削除要請等が行われているようだ。しかし、いたちごっこになりがちである。だからこそ、法律や条例で規制できる体制が必要なのだろう。また、教育や啓発を通し、インターネット上の差別について知り学ぶ機会を大切にしないといけないのだろう。明確な解決策はわからないが、解決していくための道筋のようなものを考えるきっかけとなった。2022/12/16