内容説明
文法とは、語彙と役割分担をしながら、話し手の思い(=意味)に形を与えるための体系であり、小さな記号を組み合わせていって、だんだんと大きな記号を作ることを可能にする。すなわち、文法は、語彙と同様に、意味を表すために存在する。このような言語観に立つ認知言語学・認知文法の立場から、英文法の諸事項をどう考えれば、文法が表す意味の根底を貫く体系性に迫れるかを探る。
目次
文法と意味
可算・不可算名詞
冠詞
時間表現1:現在形・現在進行形
時間表現2:完了形
時間表現3:未来を表す表現
法助動詞
仮定法
使役表現
受身文
前置詞
句動詞
談話標識
情報構造
文法の意味
著者等紹介
野村益寛[ノムラマスヒロ]
1963年東京生まれ。1990年東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了、2000年カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院言語学科博士課程修了(Ph.D.)。現在、北海道大学文学部・大学院文学研究院教授。専門は英語学・認知言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- やさしく読む国学