内容説明
Beth LevinとMalka Rappaport Hovavによる、事象スキーマに基づいて動詞の語彙意味表示を作り出す理論は、1998年の登場以来すでに20年以上が経過し、これまでに新たな精緻化が行われました。また、理論に対する批判と代替案の提案もありました。さらに、関連づけると興味深い他の研究もあります。それらを、前著同様、さまざまな具体例を挙げながら、平易に解説しています。
目次
第1章 「動詞の意味を分解する」を振り返る!
第2章 様態とか結果って結局何なの?
第3章 目的動詞って動作動詞の第3の分類?
第4章 多くの意味がある動詞ってなんでそうなってるの?
第5章 動詞の強いやつと弱いやつ!
第6章 他動詞らしさって何かあるの?
著者等紹介
出水孝典[デミズタカノリ]
1973年2月大阪府生まれ。立命館大学で英語学・言語学を学ぶ。立命館大学博士課程(文学研究科、英米文学)を2000年に単位取得満期退学。2014年3月文学博士(立命館大学)。立命館大学言語教育センター外国語嘱託講師、神戸学院大学人文学部人文学科准教授を経て、2017年より神戸学院大学人文学部人文学科教授。専門は語彙意味論で、近年は様態・結果の相補性が言語にどう反映されるのかを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。