出版社内容情報
俳句という小さなかたちの中に日本人の暮らしの何がどのように隠されているのか。異文化の中でも必要とされ生きのびていく逞しさとは私たちの暮らしと言葉遣いの間には密接な関係がある。これは、今日の記号論の考えである。それでは、俳句という小さなかたちの中に日本人の暮らしの何がどのように隠されているのだろうか。時代の要求に応えようとして、俳句はどのような変容を見せてきたのだろうか。また、海外のどのような異文化の中でも必要とされ生きのびていく「ハイク」の逞しさは、どこからきているのだろうか。
有馬 道子[アリマ ミチコ]
著・文・その他
内容説明
私たちの暮らしと言葉遣いの間には密接な関係がある。これは、今日の記号論の考えである。それでは、俳句という小さなかたちの中に日本人の暮らしの何がどのように隠されているのだろうか。時代の要求に応えようとして、俳句はどのような変容を見せてきたのだろうか。また、海外のどのような異文化の中でも必要とされ生きのびていく「ハイク」の逞しさは、どこからきているのだろうか。
目次
第1章 日本語・日本文化(自然性;無常・儚さ・幽玄・枯淡 ほか)
第2章 俳句と「日本語・日本文化」(「五七五」の定型と「間」のリズム;季語と多くの暗黙の約束事 ほか)
第3章 革新される俳句(松尾芭蕉(1644‐1694)
与謝蕪村(1716‐1783) ほか)
第4章 ハイクと異文化(イマジズム;モンタージュと俳句 ほか)
著者等紹介
有馬道子[アリマミチコ]
1941年、大阪生まれ。大阪市立大学文学部、大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。武庫川女子大学・短期大学、親和女子大学、光華女子大学、京都女子大学を歴任、2014年退職。研究領域は英語学・一般言語学・記号論。現在(2018年)、日本記号学会および日本エドワード・サピア協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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