内容説明
「日本語には、目的語がありますか?」本書は、その答えを追い求め、大政奉還(1867年)の後、明治初期の国語の教科書から調査しました。英語の教科書も参考にしています。さらに、主語は、国語の教科書でどのように扱われ、どのような潜在的問題を含んでいるのか、また、日本語の品詞はどのように分類されてきたのかを見ます。その上、品詞分類の基準とそれがもたらす潜在的問題や「文節」に内在する諸問題も見ていきます。
目次
1章 はじめに
2章 目的語と修飾語
3章 主語
4章 品詞の分類
5章 活用と品詞
6章 埋め込み文
7章 文節
8章 おわりに
著者等紹介
牧秀樹[マキヒデキ]
岐阜大学地域科学部シニア教授。1995年にコネチカット大学にて博士号(言語学)を取得。研究対象は、言語学と英語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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