出版社内容情報
生成形態論の目標は、各種の複雑語を自動的に生成する体系の構築である。その一環として本書は、日英語の名詞化、形容詞化、動詞化の主要な現象を詳細に分析・記述した後で、記述的一般化を「分散形態論」の枠組みで理論的に説明する。即ち、語彙部門を解体し関連情報・操作を適所に最適に分散する機構から、範疇化の基本的・普遍的特性と語彙的・個別的特性を帰結として導く。「詳細な事実観察に基づく理論の構築」を主眼とする。
内容説明
生成形態論の目標は、各種の複雑語を自動的に生成する体系の構築である。その一環として本書は、日英語の名詞化、形容詞化、動詞化の主要な現象を詳細に分析・記述した後で、記述的一般化を「分散形態論」の枠組みで理論的に説明する。即ち、語彙部門を解体し関連情報・操作を適所に最適に分散する機構から、範疇化の基本的・普遍的特性と語彙的・個別的特性を帰結として導く。「詳細な事実観察に基づく理論の構築」を主眼とする。
目次
第1章 生成形態論の基本概念
第2章 分散形態論の文法体系
第3章 形態機構―統語出力の再調整機関
第4章 名詞化の分析
第5章 形容詞化の分析
第6章 動詞化の分析
第7章 範疇化の統一的説明
第8章 チャレンジングな問題―句の包摂
第9章 結び
著者等紹介
森田順也[モリタジュンヤ]
1985年東京学芸大学教育学研究科修士課程修了(教育学修士)。現在、金城学院大学文学部教授。専門分野:形態論、統語‐形態インターフェイス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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