出版社内容情報
「この時代小説がすごい!」2022年版(宝島社刊)の単行本部門第1位作品の文庫化。
書評家・書店員など、本読みのプロたちに圧倒的な支持を得たこの作品の舞台は、飛騨白川郷。そこに織田信長の魔の手が迫るところから物語は始まる。
戦国武将が喉から手が出るほど欲しいのは、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝。それらは白川郷で豊富に産するという。
宝の眠る里を我が物にしようと企む、織田・上杉・本願寺……。そんななか、信長によってこの地に送り込まれたのが、天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子・七龍太である。
“天空の城”と言われる帰雲城に拠って白川郷を治めるのは、内ケ嶋氏理。氏理には、野性味あふれる姫がいた。美しき里に魅せられた七龍太は、領民の平和な生活を守るため、信長の命に反し、姫武者・紗雪とともに立ち上がる。
そこには、七龍太の出生に関わる、思いがけない出逢いも待っていた。
『剣豪将軍義輝』『風魔』の著者、渾身の「戦国エンタテインメント」。
内容説明
織田信長ら列強が虎視耽々と狙っていたのは、飛騨白川郷に眠る金銀と、そこで密かに生産される塩硝。天下布武へ邁進する信長は、早速、天才軍師・竹中判兵衛の愛弟子・七龍太を白川郷に送り込む。“天空の城”と言われる帰雲城に拠って白川郷を治める城主には、野性的な魅力あふれる姫がいた。「天離る地」と心優しき人々に魅せられた七龍太は、姫と共にこの地を守るため立ち上がる。著者渾身の「戦国エンタテインメント」。
著者等紹介
宮本昌孝[ミヤモトマサタカ]
1955年、静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロダクション勤務を経て執筆活動に入る。95年、『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、以後、歴史時代小説作家として第一線で活躍。2015年、『乱丸』にて、第四回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。2021年、『天離り果つる国』(上・下)にて、「この時代小説がすごい!2022年版」(宝島社刊)の単行本部門で第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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