出版社内容情報
本書は数ある第二言語習得に関わる理論の中でも教育との関連をもつ理論を中心にとりあげ、複数の観点から第二言語習得のプロセスと指導の影響を解説している。各章は理論的課題、実証研究から得られるエビデンス、教育実践の場への示唆の3部構成になっている。第二言語習得研究が発展した今、どのような問題が集中的に研究され、実践の場ではどのように取り入れたらよいかを示す、理論と実践をリンクさせる1冊である。
内容説明
第二言語習得に関わる理論の中でも教育との関連をもつ理論を中心にとりあげ、複数の観点から第二言語習得のプロセスと指導の影響を解説。各章は理論的課題、実証研究から得られるエビデンス、教育実践の場への示唆の3部構成。第2版では、各章の研究を更新し、簡潔な要約、「ディスカッション・アクティビティ」を追加。社会文化理論と教室での第二言語指導に関する章をISLA研究とL2指導のリンクに関する章を追加して、個人差に関する章では、ポジティブ心理学(positive psychology)の解説と検討を補強している。
目次
第1章 序論
第2章 第二言語知識の本質
第3章 第二言語教室でのインタラクション
第4章 フォーカス・オン・フォーム
第5章 第二言語教室における社会文化理論
第6章 文法の習得
第7章 語彙の習得
第8章 発音の習得
第9章 語用知識の習得
第10章 ISLAの環境
第11章 個人差とISLA
第12章 研究と教育実践のつながり
著者等紹介
ローウェン,ショーン[ローウェン,ショーン] [Loewen,Shawn]
ミシガン州立大学MA TESOL,Second Language Studies両課程教授。The Modern Language Journalの准編集者。専門は第二言語習得論、第二言語インタラクション、量的研究方法論
佐野富士子[サノフジコ]
元横浜国立大学教育人間科学部・東京学芸大学連合学校教授、元常葉大学外国語学部特任教授。横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了、修士(教育学)。専門は第二言語習得、英語教育学
齋藤英敏[サイトウヒデトシ]
茨城大学教育学部・教職大学院准教授。日本言語テスト学会副会長。The Ohio State University,PhD.専門は英語教育・評価など
長崎睦子[ナガサキムツコ]
愛媛大学教育・学生支援機構英語教育センター准教授。国際基督教大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。専門は英語教育
小林めぐみ[コバヤシメグミ]
成蹊大学経営学部教授。ペンシルバニア大学言語学専攻(PhD)。専門は社会言語学と英語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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