内容説明
認知科学の権威ドナルド・ノーマンが「人間中心のデザイン」について語る英語のエッセイを教材として、英文読解の方法を解説する。内容は、エッセイの関連テーマ(強制選択法、自動車のグリル、飛行機の座席など)についての考察、読解方略(スキーマ、推論、メタファーなど)の紹介と応用、読解演習および解説、から構成される。エッセイとして、参考書として、問題集として、多様に活用できる図書である。
目次
1 簡単であることが解決策ではない
2 自動車の個性
3 トイレット・ペーパーのアルゴリズム
4 実践的なデザイン
5 現実より記憶のほうが重要
6 ルフトハンザ航空のシートの罠にはまる
7 カーナビ
8 数値に対する病的な執着
9 カンニングを弁護する
10 現代の自動車の複雑性
著者等紹介
ノーマン,ドナルド・アーサー[ノーマン,ドナルドアーサー][Norman,Donald Arthur]
1935年生まれ、マサチューセッツ工科大学(MIT)で学士号(工学)、ペンシルベニア大学で修士号(工学)、博士号(心理学)を取得した。その後、ハーバード大学の講師、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の准教授および教授を経て、1993年にカリフォルニア大学サンディエゴ校の名誉教授となった。また、1993~1997年アップル社のフェロー、1997~1998年ヒューレット・パッカード社の重役、2001~2010年ノースウェスタン大学の教授、2009~2011年韓国科学技術院(KAIST)の特別客員教授となっている。1998年からは、ニールセン・ノーマン・グループの代表でもある。多くの受賞歴がある。主なものは次のとおり。Rigo Award(2001)、Mental Health Award(2002)、Lifetime Achievement Award(2002)、Franklin V.Taylor Award(2005)、Benjamin Franklin Medal(2006)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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