内容説明
本書は、大学・短大の「英語学概論」の教科書として新しく書き下ろされたものである。従来の類書ではほとんど(あるいは、不十分にしか)論じられたことのない、英語のフォニックス、認知意味論、メタファー論、情報構造、日英語の比較などを含んでいる点で、いま最もup‐to‐dateな英語学入門である。
目次
第1章 英語学とは何か
第2章 言語とは何か
第3章 英語のフォニックス―綴り字と発音
第4章 音声学・音韻論
第5章 形態論
第6章 統語論
第7章 意味論
第8章 語用論
第9章 情報構造
第10章 日英語の比較
著者等紹介
安藤貞雄[アンドウサダオ]
関西外国語大学教授・広島大学名誉教授。文学博士
沢田治美[サワダハルミ]
関西外国語大学教授。博士(英語学)
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感想・レビュー
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中村明裕
2
(#安藤澤田2001)英語をプラクティカルに身につけたいと思い、世間の英語学習法とは正反対に、日本語学を中心に言語学を通り一遍修めた私は、ひたすら理屈で英語を学ばんとしてこの本を手に取った。フォニックスの話が最初のほうにあって(ところで、音韻論より先で本当によいのだろうか?)親しみやすそうだなあと思いながらざーっと流して読んでいたら、統語論が本格的でふええとなった。ちゃんと飲み込むにはもっかい復習しないと。2014/08/25
稲
0
英語学概論の教科書。英文法や英語音声学などを学んだ後に読んだ。各論がわかった上で読むと、概論は俯瞰的に流して読めるので、知識の整理に役立つ。2018/08/29