出版社内容情報
Spice Girlsがヒット曲 “Wannabe” で “If you want my future, forget my past!” と歌う通り、愛する者には盲目的でよい。しかし、人間や物事の客観的理解には、過去と現在の両面からの情報が欠かせない。本書は日本の音韻研究の過去と現在を俯瞰する珠玉の論文集であり、過去20年の招聘講演一覧、学会誌『音韻研究』の論文一覧、最新書き下ろし論文56篇を収録する。深い洞察と多様な情報に満ちた、音韻研究の未来を占う金字塔となる一冊。
日本音韻論学会[ニホンオンインロンガッカイ]
1985年、英語音韻論学会として設立し、その後、1994年、音韻論研究会となり、1997年、日本音韻論学会へと発展しました。日本音韻論学会は、音韻研究の発展に寄与することを目的に設立された学会です。
目次
第1部 日本音韻論学会のこれまで(日本音韻論学会の昔と今)
第2部 現代音韻論の動向(セグメントの問題:音節内部の母音・子音の諸相;プロソディの問題:アクセント・リズムから音調・イントネーションまで;周辺諸分野との接点:音声/音韻の形態的・心理的・認知的・生物的基盤;混沌を秩序に換える視点:音声/音韻研究の方法論・モデル・形式理論)
第3部 『音韻研究』総索引
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- 和書
- 風の導き - 句集