出版社内容情報
動詞の表す事象の構造が、上巻で取り上げた時間的特徴に基づく分類とどのように関連しているのかを説明しています。Dowty、Tenny、Rothstein、Rappaport Hovavの研究を概観しながら、動詞の時間的性質と事象構造の接点を探った上で、LevinとRappaport Hovavによって提唱された語彙意味論とどう関連付けられるか、Croftのアスペクト線モデルとどう融合できるかを示しています。
内容説明
動詞の表す事象の構造が、上巻で取り上げた時間的特徴に基づく分類とどのように関連しているのかを説明しています。Dowty、Tenny、Rothstein、Rappaport Hovavの研究を概観しながら、動詞の時間的性質と事象構造の接点を探った上で、LevinとRappaport Hovavによって提唱された語彙意味論とどう関連付けられるか、Croftのアスペクト線モデルとどう融合できるかを示しています。
目次
上巻の振り返り
「漸増的主題」とは何なのか?
「はかり分け」という概念を考える
「達成」の意味は「…になる」なのか?
BECOME述語の有無と「漸増的主題」の有無
LevinとRappaport Hovavの語彙意味論(1)―様態動詞と結果動詞
LevinとRappaport Hovavの語彙意味論(2)―鋳型増設の可否と項表現
LevinとRappaport Hovavの語彙意味論(3)―事象構造とアスペクト分類のお別れ(Part1)
LevinとRappaport Hovavの語彙意味論(4)―事象構造とアスペクト分類のお別れ(Part2)
LevinとRappaport Hovavの語彙意味論(5)―統語構造と事象構造〔ほか〕
著者等紹介
出水孝典[デミズタカノリ]
1973年2月大阪府生まれ。立命館大学で英語学・言語学を学ぶ。立命館大学博士課程(文学研究科、英米文学)を2000年に単位取得満期退学。2014年3月文学博士(立命館大学)。立命館大学言語教育センター外国語嘱託講師、神戸学院大学人文学部人文学科准教授を経て、2017年より神戸学院大学人文学部人文学科教授。専門は語彙意味論で、近年は様態・結果の相補性が言語にどう反映されるのかを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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