出版社内容情報
意味論研究の経験が一切ない読者を対象に、形式意味論の基本からはじめて、その思考法を平易に解説する。形式意味論は、その表現形の煩雑さから、とかく敬遠されがちである。本書では意味論研究の経験が一切ない読者を対象に、形式意味論の基本からはじめて、その思考法を平易に解説する。数学や論理学の知識のない人でも楽しく読み進められるよう、実例に即して諸概念を分かりやすく導入する。ラムダ(λ)恐怖症の人でも、数式アレルギーの人でも、形式意味論の考え方に親しみ、自分の研究に活かす方策を手に入れることができる。
田中 拓郎[タナカ タクロウ]
2001年東北大学大学院情報科学研究科前期課程修了.2003年同大学院後期課程中途退学.2007年コネチカット州立大学大学院修了.日本大学国際関係学部助教を経て,現在,上智大学非常勤講師.主な論文: “Focus, Context, and Many Elements”(Sinn und Bedeutung 9, 2005),“Differential Comparative Construction in Japanese”(MITWPL 55, FAJL 4, 2007),“Lexical Decomposition and Comparative Structures for Japanese Determiners”(SALT 16, 2007),など.
内容説明
形式意味論は、その表現形の煩雑さから、とかく敬遠されがちである。本書では意味論研究の経験が一切ない読者を対象に、形式意味論の基本からはじめて、その思考法を平易に解説する。数学や論理学の知識のない人でも楽しく読み進められるよう、実例に即して諸概念を分かりやすく導入する。ラムダ(λ)恐怖症の人でも、数式アレルギーの人でも、形式意味論の考え方に親しみ、自分の研究に活かす方策を手に入れることができる。
目次
第1章 形式意味論の全体図
第2章 単語の意味―タイプ理論とその適用
第3章 世界の捉え方と表現形―モデル世界意味論とラムダ演算
第4章 意味計算規則―単語と単語をつなぐルール
第5章 否定と接続詞―命題論理の使い方
第6章 量子化―形式意味論の歴史と発展
第7章 数量詞上昇(Quantifier Raising)
第8章 代名詞(Pronoun)と省略(Ellipsis)
第9章 仮説を立ててみる
第10章 形式意味論の論文を読み解くために
著者等紹介
田中拓郎[タナカタクロウ]
2001年東北大学大学院情報科学研究科前期課程修了。2003年同大学院後期課程中途退学。2007年コネチカット州立大学大学院修了。日本大学国際関係学部助教を経て、現在、上智大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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