内容説明
半世紀余にわたる著者の英文法研究を集大成し、渾身の力をふりしぼって書きあげたライフワーク。豊富な用例を著者の文法観に基づいて体系化した学術書であると同時に、常に座右に置いて、英文法上の疑問が浮かぶごとに参照できるreference grammarである。その際、英語の文法現象のhowを記述するにとどまらず、常にwhyという疑問に答えようとした。
目次
文型
文の要素
時制と相
現在時制
過去時制
未来時を表す表現形式
進行形
完了形
完了進行形
Be、Have、Do〔ほか〕
著者等紹介
安藤貞雄[アンドウサダオ]
1944年関西大学専門部中退。1949年文部省英語教員検定試験合格。1973年ロンドン大学留学。1976年市河賞受賞。島根大学、広島大学、関西外国語大学、安田女子大学の教授を歴任、現在、広島大学名誉教授・文学博士(名古屋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yosi
3
他の文法書では納得のいかないところが詳しく解説されている。英語の文法書の中では最高峰といえる。2012/10/16
syokou
3
ふと思ったのは大陸に住む人間は常に他民族との争いにあった。白人が狩猟民族であったなら獲物を捕らえるために素早い命令が必要であった。だから要件を素早く言うために主語動詞の語順となった。しかし日本のような農耕民族と言われていた民族は監督が部下に命令を下す際に、いろいろな役割分担があったり、誰が何をするか明確にする必要があった。だから関係性を重視して、主語の後に動詞がこない文が生まれたのであろうか。帰結としての動詞、話し合いのための言葉が日本語か?2012/03/20
Toshi
1
感想を書ける余力が無い。2019/07/04
yasukotta
1
本書のはしがきには「本書の予想する読者は、英文法を掘り下げて考えようとする高校生・大学生をはじめとして、中学・高校・大学の英語教師、英語にかかわり、または関心のある一般社会人、および研究者である」とされています。内容的に実際のところは英語教師と研究者が適当であると思われます。高校生には混乱を招いてしまうのでは。とは言っても、未知の世界を垣間見るのもいい勉強かもしれません。2006/03/23
knockker
1
今まで知らなかったことが詳しく書かれていて勉強になりました。正直、自分のレベルでは解らないことも多い。2008/09/30