出版社内容情報
屋根裏ティールーム『エミリー』には、奏園女子学院の生徒たちが集い、紅茶と焼き菓子を楽しんでいる。
けれど雇われ店長でシングルマザーの姫乃は悩んでいた。
奏女の高等部に通う一人娘・笑里に、最近遠ざけられているからだ。
一方、笑里の前に現れた奏女のスターでミステリアスな上級生・永遠が、姫乃にある相談を持ちかける。
サクほろのスコーン、バノフィーパイ、そして思い出のマドレーヌ……。
姫乃が焼く英国菓子が、母娘のすれ違った心をそっと結び直す、大好評シリーズ第二作。
【目次】
内容説明
屋根裏ティールーム『エミリー』には、奏園女子学院の生徒たちが集い、紅茶と焼き菓子を楽しんでいる。けれど雇われ店長でシングルマザーの姫乃は悩んでいた。奏女の高等部に通う一人娘・笑里に、最近遠ざけられているからだ。一方、笑里の前に現れた奏女のスターでミステリアスな上級生・永遠が、姫乃にある相談を持ちかける。サクほろのスコーン、バノフィーパイ、そして思い出のマドレーヌ…。姫乃が焼く英国菓子が、母娘のすれ違った心をそっと結び直す、大好評シリーズ第二作。
著者等紹介
野村美月[ノムラミヅキ]
福島県出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で、第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
奏園女子学院の生徒たちが紅茶と焼き菓子を楽しむ『エミリー』。雇われ店長でシングルマザーの姫乃さんと娘・笑里のすれ違いを描く第2弾。高等部に通う一人娘・笑里に最近遠ざけられていることを悩む姫乃。一方、笑里の前に現れ姫乃にある相談を持ちかける奏女のミステリアスな上級生・永遠や、姫乃さんの学生時代のライバル・華通子さん、友達の泪さんの家族のエピソード。出てくるお菓子も美味しそうで、笑里の不機嫌の裏側に隠れた想いや絆は微笑ましくて、過去を前向きに受け止め、今を幸せに生きる姫乃さんが伝える想いもまた心に染みました。2025/12/15
ゆり
6
1巻と同じようにほっこりする展開で、甘いお菓子に香りのしてきそうな紅茶の数々が素敵で、紅茶を淹れてクッキー片手に読み進めました。1巻では姫乃自身のドタバタが中心でしたが、2巻では姫乃は頼られる側が多く、みんなに愛されているのがわかります。視点の切り替わりが多いのと、子供組の話が多いので青春物語寄り。今回は改行が多かったので全体的に薄めなのと、重いはずの泪の家族関係問題も割とあっさりめだったのが残念。ただ最後には姫乃自身の恋愛模様も垣間見え、続編がありそうな予感にわくわくしました。2025/11/18
ミルティーユ
4
大人の「少女小説」として前作がとても好きだったのでシリーズ2作目が出て凄く嬉しい!ふんわりとした主人公姫乃さんが今作はお菓子とともに人を癒やして心をつなぐお話しが多くて個人的に好きな展開でとても楽しめました! そして美月先生はお菓子好きとしても有名ですが登場するお菓子の描写が愛にあふれていて、今回もとっても読んでいて甘く幸せな気持ちになれます^^ 美月先生の別のシリーズで恋愛の糖分は過剰なほどいただいているので笑、このシリーズは家族やほっこりした人間関係メインのお菓子との物語をたくさん読めたら良いなぁ😊2025/11/30
わに
0
今でも少女である大人達について描いた前作に続く第2作。楽しみなのと、正直どう広げて行くのかな?という不安もありで読み始めた。今作は彼女らの子ども達に言及しながら、やはり大人の更なる(!)成長について綴られており大満足。けして重くならない後味は姫乃さんの雰囲気と、取り巻くお菓子のおかげかも。読み返すうちにどんどん好きになる不思議な魅力がある。2025/12/01
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