出版社内容情報
出直し神社の手伝い娘・おけいは、同心の依田丑之助に請われ、練馬の子育て寺へ向かう。
労咳が広がった寺には三十人近い女児が取り残されていた。
おけいは子らの世話にあたり、かつて縁のあったお小夜・おひな姉妹と再会する。
さらに、病に臥した尼僧の看病も託され──。
一方、お蔵茶屋〈くら姫〉の主・お妙は、評判を呼ぶ竹取茶屋〈かぐや〉の噂に心を乱される。
数奇な運命を背負う人びとに、縁起のよいたね銭とやり直す力を与える出直し神社・うしろ戸の婆の深いまなざし。
人情と謎解きが溶け合う、心に沁みる傑作時代小説。
【目次】
内容説明
出直し神社の手伝い娘・おけいは、同心の依田丑之助に請われ、練馬の子育て寺へ向かう。労咳が広がった寺には三十人近い女児が取り残されていた。おけいは子らの世話にあたり、かつて縁のあったお小夜・おひな姉妹と再会する。さらに、病に臥した尼僧の看病も託され―。一方、お蔵茶屋〈くら姫〉の主・お妙は、評判を呼ぶ竹取茶屋〈かぐや〉の噂に心を乱される。数奇な運命を背負う人びとに、縁起のよいたね銭とやり直す力を与える出直し神社・うしろ戸の婆の深いまなざし。人情と謎解きが溶け合う、心に沁みる傑作時代小説。
著者等紹介
櫻部由美子[サクラベユミコ]
大阪府大阪市生まれ。銀行員、鍼灸師などを経て、2015年に『シンデレラの告白』で第7回角川春樹小説賞を受賞。2021年、『くら姫 出直し神社たね銭貸し』で第10回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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