出版社内容情報
ハーン=小泉八雲にとって、古代の精霊(およびその信仰)は、現代の科学を超えて、まだ深い意味をもちうる──「怪談」で知られる八雲は、日本の小さきもの、目に見えないものたち、そして世界の虐げられたものたちを愛した。
松江市出身の哲学者でありフランス文学者である著者が、多角的な視点と詩的感性で八雲=ハーンに肉薄した画期的な書。
補論「究極の怪談」を新たに加え、初文庫化。
内容説明
ハーン=小泉八雲にとって、古代の精霊(およびその信仰)は、現代の科学を超えて、まだ深い意味をもちうる―「怪談」で知られる八雲は、日本の小さきもの、目に見えないものたち、そして世界の虐げられたものたちを愛した。松江市出身の哲学者でありフランス文学者である著者が、多角的な視点と詩的感性で八雲=ハーンに肉薄した画期的な書。補論「究極の怪談」を新たに加え、初文庫化。
目次
序章 ハーンと世界
第一章 アメリカのジャーナリスト
第二章 クレオールの真っ只中へ
第三章 日本の第一印象
第四章 日本という問い
第五章 ヴィクトリア朝の知識人
終章
補論 究極の怪談―十六年後の感想
著者等紹介
宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年、島根県松江市生まれ。京都大学文学部仏文専攻卒業。パリ第8大学でジル・ドゥルーズの指導をうけ、アントナン・アルトーについての研究で博士号取得。立教大学名誉教授。1979年、「文学の終末について」で第22回群像新人文学賞評論部門優秀作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 物理計算問題の解法