ハルキ文庫 時代小説文庫 三国志〈１１の巻〉鬼宿の星 （新装版）

北方 謙三【著】

角川春樹事務所（2024/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 360p／高さ 16cm
• 商品コード 9784758446662
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

関羽に続き張飛を失った劉備は、自ら軍を率いて呉への報復戦に向かう。
関羽を弔う白亜の喪章、張飛の牙旗を掲げ破竹の勢いで進む蜀軍に対して、夷陵で計略の秋を待つ呉軍・陸遜。
一方、呉の臣従に対して不信感を募らせていく魏帝・曹丕。
やがて呉蜀の決戦の果てに、孔明は主の遺志を継ぐことになる……。
衝撃の傑作「北方版・三国志」新装版第十一巻！

内容説明

関羽に続き張飛を失った劉備は、自ら軍を率いて呉への報復戦に向かう。関羽を弔う白亜の喪章、張飛の牙旗を掲げ破竹の勢いで進む蜀軍に対して、夷陵で計略の秋を待つ呉軍・陸遜。一方、呉の臣従に対して不信感を募らせていく魏帝・曹丕。やがて呉蜀の決戦の果てに、孔明は主の遺志を継ぐことになる…。衝撃の傑作「北方版・三国志」新装版第十一巻！

著者等紹介

北方謙三［キタカタケンゾウ］
１９４７年、佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。８１年『弔鐘はるかなり』でデビュー。８３年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。８５年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門、９１年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞。２００４年『楊家将』で吉川英治文学賞、０５年『水滸伝』全１９巻で司馬遼太郎賞、０７年『独り群せず』で舟橋聖一文学賞、１０年に日本ミステリー文学大賞、１１年『楊令伝』全１５巻で毎日出版文化賞特別賞を受賞。１３年紫綬褒章を受章。１６年菊池寛賞を受賞。２０年旭日小綬章を受賞。２４年毎日芸術賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[マッピー]

何冊も三国志を読んでいるから、今更「衝撃の」と煽られても、思った通りにしかストーリーは進まないんだけどね。でも、『三国志』の一番の見せ場は赤壁の戦いであり、『三国志』っていうのは、曹操対劉備率いる蜀の面々の戦いっぷりが面白いのだと思う。呉は…周瑜のみ。となると、関羽も曹操も張飛もそして劉備もいなくなった後の三国志は、何をモチベーションとして読み進めればいいのだろう。陸遜と同じことを考えながら、最後まで進言しなかった孔明。そんな軍師っている？作者ももうやる気がないのかなあ。

2025/01/15

[kanaもん]

ついに劉備が…最期の魅せ方は良かった。孔明は意思を継いでいく。

2024/10/19

[ディーノ]

物語を彩った英雄が次々退場。しかし彼らの穴を埋めるキャラが出てこない。まるで「そして誰もいなくなった」みたいだ。これが三国志の欠点だ。孫権の国を富ますことを第一に考えてあえて天下統一を目指さない考えもアリだと思う。

2025/05/04

[勝也成瀬]

なかなか読むのに時間がかかってしまった。 とうとう劉備も亡くなり、孔明が中心になってきますね。ただ最後の方の孔明と趙雲との場面はいいと思った。

2024/12/31

[mikoto_oji]

英雄の時代が終わりを告げる。英雄とは何だったのだろうか、一陣の風のように駆け抜け世の中を変える。夢とともに駆けるが、決して夢はかなわないから英雄なのかもしれない。寂しさを感じる11巻でした。最後まで見届けなければ。

2024/11/11