出版社内容情報
おしどり夫婦の与四郎と小里が小間物屋『足柄屋』を営む深川佐賀町に以前住んでいた、九歳の長太が姿を消した。
棒手振りが、旅姿の大人に連れ去られて行くのを見たという。
女手一つで長太を育ててきた母・お筋の悲嘆に、元岡っ引きの千恵蔵が探索に乗り出す。
横山町の鳥九郎の過去が関わっていると睨んだ千恵蔵は日光街道へと彼を追っていく。
そんな折、千恵蔵が実の娘であることを隠しながら目をかけていた小里に、病魔が襲いかかる。
思いがけない事態に与四郎は小里を助ける手段を探し始める──。
大人気時代小説第四弾!
内容説明
おしどり夫婦の与四郎と小里が小間物屋『足柄屋』を営む深川佐賀町に以前住んでいた、九歳の長太が姿を消した。棒手振りが、旅姿の大人に連れ去られて行くのを見たという。女手一つで長太を育ててきた母・お筋の悲嘆に、元岡っ引きの千恵蔵が探索に乗り出す。横山町の鳥九郎の過去が関わっていると睨んだ千恵蔵は日光街道へと彼を追っていく。そんな折、千恵蔵が実の娘であることを隠しながら目をかけていた小里に、病魔が襲いかかる。思いがけない事態に与四郎は小里を助ける手段を探し始める―。大人気時代小説第四弾!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。