出版社内容情報
日本で五本の指に入る自然保護NGO「月読記念財団」に中途採用された速水櫂人。
自然や環境の大切さを伝える職務に就く同僚とともに市民への啓蒙活動に励んでいく。
だが彼には周囲に明かせない過去と、秘められた任務があった……自らも自然保護団体に勤務経験のある著者が描く、自然&環境保護の現状とは?
乱歩賞作家が挑む新境地のアクション&ミステリー。
内容説明
日本で五本の指に入る自然保護NGO「月読記念財団」に中途採用された速水櫂人。自然や環境の大切さを伝える職務に就く同僚とともに市民への啓蒙活動に励んでいく。だが彼には周囲に明かせない過去と、秘められた任務があった…自らも自然保護団体に勤務経験のある著者が描く、自然&環境保護の現状とは?乱歩賞作家が挑む新境地のアクション&ミステリー。
著者等紹介
斉藤詠一[サイトウエイイチ]
1973年、東京都葛飾区生まれ。千葉大学理学部物理学科卒業。2018年、『到達不能極』で第64回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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涼
64
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/08/post-31fabb.html 主人公には特殊な任務があるということでしたが、最後はあまりスッキリしない終わり方でした。最近の出版なので、続きがあるのかもしれません。2023/08/08
akiᵕ̈
32
著者自身が自然保護団体に勤務経験があるというだけあって、自然保護のNGO団体を舞台に、中途採用で勤務する速水櫂人を中心とした今作に出てくる人たちの会話は中々にリアルだった。櫂人の過去に何らかの秘密がある意味ありげな含みがプロローグや合間合間に挟まれているんだけど、着地がちょっと中途半端。話しとしては、古い書物に記されていた事に纏わる事件の真相を探っていくということなんだけど、まさかこれで終わりではないよね?と続く雰囲気もありつつちょっと物足りない。もう少しミステリー色が出て深かったら面白かったかも。2023/07/28
Katsuto Yoshinaga
10
著者の江戸川乱歩賞受賞作「到達不能極」が良かったので、手にとったが拍子抜け。プロローグで、スケール感に期待したのだが、本編は東京近郊の自然保護地域を舞台に、まるで安物の2時間TVドラマのような内容でがっかりした。起伏も欠けており、剣呑なところはほぼ無く、お行儀の良い小説で、毎週日曜日の18時半から親子そろって某アニメを楽しむ家庭であれば、親子で読んで楽しめるかな。というわけで、私は全くいただけなかった。2023/07/28
GOTI
3
★多分、何かの書評で読むことになったと思いますが、前説で期待したアクション、バイオレンスは中途半端だし、隠すべき秘密、動機や方法、筋立てもチープ。結末までいずれも中途半端、ホントに残念でした。他国への空挺部隊員の潜入降下シーンから始まる。ワクワクして読み進めると舞台は一転?速水櫂人は自衛隊を除隊後、自然保護団体に中途採用される。それは専務理事から密命を受けてのことだった。秘められた任務とは?そして自然保護啓蒙活動の中で某大企業の創業の礎となった山林に入り目にしたものは? 2024/01/10
し~ちゃん
2
江戸川乱歩賞作家さんなので手にした一冊。 タイトルも残念ながらダサい。 自然保護団体に元自衛隊の男が経歴を隠して就職。 過去の特殊勤務で亡くした友人のエピソードも明かされないし、ミステリーとは言えない。 っていうかなんのジャンルなんだ?と思ってしまいました。 2023/11/17
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