出版社内容情報
南西航空方面隊司令官付き「副官」の斑尾怜於奈。
副官になって数ヶ月が経過し、なんとか業務をこなすことができるようになってきた矢先、経験したことのない事態が勃発。
隊内でのいじめを理由に自衛官が隊舎から飛び降りたのだ。対応に揺れる司令部。副官として怜於奈ができることは……。
自らも副官を経験した元幹部自衛官が、知られていないリアルな自衛隊を描く、大反響・本格自衛隊小説、第四弾!
内容説明
南西航空方面隊司令官付き「副官」の斑尾怜於奈。副官になって数ヶ月が経過し、なんとか業務をこなすことができるようになってきた矢先、経験したことのない事態が勃発。隊内でのいじめを理由に自衛官が隊舎から飛び降りたのだ。対応に揺れる司令部。副官として怜於奈ができることは…。自らも副官を経験した元幹部自衛官が、知られていないリアルな自衛隊を描く、大反響・本格自衛隊小説、第四弾!
著者等紹介
数多久遠[アマタクオン]
小説家、軍事評論家。航空自衛隊在職中から小説を書き始める。退官後、2014年、アマゾンから個人出版した電子書籍『黎明の笛』(現・祥伝社文庫)を大幅改稿してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっしー
20
今回はいじめやパワハラ問題に焦点が当たり、その辺りの問題は普通の企業と変わりないんだなと思いながら読みました。ただ、なぜ自衛隊の問題はこうもニュースになるのかと思っていたので、裏事情というかが知れて良かったです。にしても、何処でもクビにならないギリギリを狙って働く人はいるものなのですね。公務員だからこそ、簡単に切れないというのも、大変だと感じてしまいました。2024/09/11
秀玉
14
忙しかった、この年末、三冊の読書。唯一最後までしっかり読めた1冊。ま、これまでの三巻を読んでいるからね。出足、作家さんのネタも尽き、主人公ネタから配役ネタに変えたか、などと感じながら読み進めると、しっかり主人公の活躍に戻ってきていた。内容は、時節柄のネタ。自衛隊内のいじめ問題、だがヒネリがあった。勤務時間にきていれば辞めさせることはできないと、組織になじめない振りをして、仕事をしない自衛官。回りの自衛官への影響も考えながら上司自衛官の苦悩あ描かれる。どこにで、こんなずるい人、働かず給料を得ている人はいる。2023/12/29
hooligans.nag
7
三章、「いじめ」と認定させるための行為だとしたら、早期にマスコミに動画を流出させることにより外圧を利用するのでは?という考えが頭から離れない。3巻と比べてしまうと面白みにかける一冊2023/06/17
うめうめ
6
大好きなシリーズ、航空自衛隊副官玲於奈。 書き下ろしなので、最近の話題など自衛隊に関する環境の変化なども取り入れて、フィクションなのかノンフィクションなのかがわからなくなる。ちょうど陸自の銃の事件が起きたばかりなので面白いけど考えさせられる。2023/06/23
蕭白
3
悪くなかったです。2025/03/24