出版社内容情報
武田信玄を三度退けた男、村上義清。
豊臣秀吉にも怖れを見せなかった東北の雄、伊達政宗。
狒々退治で勇名を轟かせ、講談にもなった伝説的豪傑、岩見重太郎(薄田兼相)。
鎮西一と称された英雄、立花宗茂。強大な敵を前に、一度は勝利を?んだはずの戦国武将たち。
だが彼らは何かを過り、敗北した。その理由は、何だったのか。
しかしそれは、しくじりから教訓を得た彼らの再起への道程でもあった!
戦国武将の苛烈な生きざまが胸に迫る、傑作短編集。
内容説明
武田信玄を三度退けた男、村上義清。豊臣秀吉にも怖れを見せなかった東北の雄、伊達政宗。狒々退治で勇名を轟かせ、講談にもなった伝説的豪傑、岩見重太郎(薄田兼相)。鎮西一と称された英雄、立花宗茂。強大な敵を前に、一度は勝利を掴んだはずの戦国武将たち。だが彼らは何かを過り、敗北した。その理由は、何だったのか。しかしそれは、しくじりから教訓を得た彼らの再起への道程でもあった!戦国武将の苛烈な生きざまが胸に迫る、傑作短編集。
著者等紹介
仁木英之[ニキヒデユキ]
1973年、大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨―五代英雄伝』で「歴史群像大賞」最優秀賞を、また同年『僕僕先生』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞しデビュー、シリーズはベストセラーに。弱者や敗者に優しい眼差しを当て、その生を掬い取る作風に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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グランくん
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信濃惣大将を標榜する、村上義清。隣国で父を追放し国主となった武田晴信(後の信玄)を、上田原、砥石と二度に渡り破った。 しかしその後、着々と地力を付けた晴信に追われ越後の長尾政虎(後の上杉謙信)を頼る。 その他、伊達政宗、岩見重太郎(後の薄田兼相)、立花宗茂と、一旦鮮やかな勝ちを収めたが、その後衰退した者達四名を綴った短編集です。2024/11/22
timtum7777
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4人の戦国武士の失敗談が描かれている。伊達政宗以外は初めて知った武将だが、彼らの視点で描かれる戦国時代が新鮮で面白かった。と同時に同じ戦国時代の他の本も読みたくなった。2023/06/10