出版社内容情報
浅草で指折りの豪商・分銅屋が、今をときめくお側御用取次・田沼意次と?がりがあることを知られれば、ますます賊徒に目を付けられる。
またも不穏を察したある日、田沼邸を訪ねた分銅屋は、店の財を狙う者を報告した。
すると帰り際、「当家にかかわりのある者を狙うなど、田沼に戦を仕掛けるも同然」と、一罰百戒のために警固の家士をつけると言い出した。
一方、金にとことん窮した会津は……!? 続々重版の大人気シリーズ、波乱の予感の第十四巻。
内容説明
浅草で指折りの豪商・分銅屋が、今をときめくお側御用取次・田沼意次と繋がりがあることを知られれば、ますます賊徒に目を付けられる。またも不穏を察したある日、田沼邸を訪ねた分銅屋は、店の財を狙う者を報告した。すると帰り際、「当家にかかわりのある者を狙うなど、田沼に戦を仕掛けるも同然」と、一罰百戒のために警固の家士をつけると言い出した。一方、金にとことん窮した会津は…!?続々重版の大人気シリーズ、波乱の予感の第十四巻。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業、歯科医師。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞を受賞。2022年、吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
61
美女が周りをかためる用心棒・諫山左馬介の活躍の物語です。時は、徳川幕府第九代将軍、徳川家重の治世(在任:1745年 - 1760年)。甲州流軍扇術の遣い手の左馬介は、親の代からの浪人で日々食べていくのがやっとであったが、浅草に店を開く江戸屈指の両替商・分銅屋仁左衛門に仕事ぶりを認められて月極めの用心棒として雇われる。その左馬介に御側御用取次の田沼主殿頭意次が、凄腕の御庭番で美しい柳橋芸者・加壽美(かすみ)を監視に付けると。少々年増だが美人の分銅屋の女中・喜代(きよ)とで左馬介の取り合いが始まる。2023/05/13
baba
31
いつの間にシリーズ14作目。回を追うごとに左馬介が強くなっている。お決まりのように会津藩は自分の都合の良いように考え、無茶を言ってくる。分銅屋の財産を得ようと、藩籍簿を改ざんという愚挙にでる。2023/04/22
ひより
12
思ったより早く順番が回ってきたシリーズ第14弾。 しっかし、会津藩もいくら困ってるとはいえそこまでやるかねぇ… さて分銅屋さん、どうする? 左馬介はだんだん腕が上がってきて、賊を倒すのもお茶の子さいさいになってきましたな。 次巻が楽しみ♪ 2024/05/13
蕭白
7
意外と続いています。回を追うごとに主人公が強くなっているような・・・。2023/02/28
わたしは元気
6
なんてこと。会津のなりふり構わないやり方。 つぎ、早く出ないかしら。 楽しみ。2023/03/08