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内容説明
八十六歳で生涯を終えたシートン。だが彼が再び目を覚ますと、そこは一八九三年、三十三歳のシートンがニューメキシコ州を訪れた日だった!彼を一躍有名にした『狼王ロボ』は家畜を襲う狼をやむなく殺す物語。だがその結末を彼は生涯悔いてきた。その失敗を取り返すため、戻ったのか?だが戸惑うシートンを更なる衝撃が襲う。突然狼のような怪物に変身してしまったのだ―。名作を改めて新しく楽しめる、新・エンターテインメント!
著者等紹介
蒼空チョコ[アオゾラチョコ]
国公立大学の獣医学科卒業。獣医として働く中で小説の執筆を始め、2012年に執筆した「獣医さんのお仕事in異世界」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
儚
5
転生シートンって題名だけど転生というか死に戻り。老衰で一度死んだシートンは若かりし頃の自分、時代に戻ってきてしまう。呪いともいうべき狼に変身してしまう人狼の姿でやらかしたり動物と交流したり。死に戻りが発生しなくなるためには狼王ロボに対する贖罪をしなければならないと行動を始める。しかしコヨーテたちとの初対面で、目にした二人組の馴れ初めと年齢を興奮しながら聞いてくるおっさん(しかも狩りの様子も見守る)は不審者でしかなくて笑った。二度目の死亡の速さにも。リスキルなのよそれは。動物に関してこの作者さんはオススメ。2022/08/26
春風
3
狼王ロボを殺したことを悔いていたシートンが若き日の自分に転生。何度もループしながらロボを救うために奮闘する。身につけた人狼の力で!という、わけわかんないけど熱い展開。嫌いじゃないぜ。作者が獣医師だけあって動物描写はしっかりしてるし、意外性もあって面白い。2022/06/29