出版社内容情報
「それは、そのうちね」お妙がにっこり笑う。
お花が「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶にしてしまうのだ。
養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎とお妙の役に立ちたいだけなのに──。
一方、かつてお妙と只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳になり、手代へと昇進していた。
出世頭には違いないが、小僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労で胃が痛む……。
蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そしてふわふわの鰻づくし!
彩り豊かな料理と共に、若い二人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!
内容説明
「それは、そのうちね」お妙がにっこり笑う。お花が「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶にしてしまうのだ。養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎とお妙の役に立ちたいだけなのに―。一方、かつてお妙と只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳になり、手代へと昇進していた。出世頭には違いないが、小僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労が半端ない…。蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そしてふわふわの鰻づくし!彩り豊かな料理と共に、若い二人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!
著者等紹介
坂井希久子[サカイキクコ]
1977年和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業。2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞を受賞。2015年『ヒーローインタビュー』が「本の雑誌増刊 おすすめ文庫王国216」のエンターテインメント部門第1位に選ばれる。2017年『ほかほか蕗ご飯居酒屋ぜんや』で第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
いつでも母さん
タイ子
ツン
のぶ
-
- 和書
- 最新商業辞典 (改訂版)