ハルキ文庫 時代小説文庫<br> すみれ飴―花暦 居酒屋ぜんや

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ハルキ文庫 時代小説文庫
すみれ飴―花暦 居酒屋ぜんや

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758444378
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「それは、そのうちね」お妙がにっこり笑う。
お花が「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶にしてしまうのだ。
養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎とお妙の役に立ちたいだけなのに──。
一方、かつてお妙と只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳になり、手代へと昇進していた。
出世頭には違いないが、小僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労で胃が痛む……。
蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そしてふわふわの鰻づくし!
彩り豊かな料理と共に、若い二人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!

内容説明

「それは、そのうちね」お妙がにっこり笑う。お花が「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶にしてしまうのだ。養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎とお妙の役に立ちたいだけなのに―。一方、かつてお妙と只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳になり、手代へと昇進していた。出世頭には違いないが、小僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労が半端ない…。蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そしてふわふわの鰻づくし!彩り豊かな料理と共に、若い二人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!

著者等紹介

坂井希久子[サカイキクコ]
1977年和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業。2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞を受賞。2015年『ヒーローインタビュー』が「本の雑誌増刊 おすすめ文庫王国216」のエンターテインメント部門第1位に選ばれる。2017年『ほかほか蕗ご飯居酒屋ぜんや』で第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

216
舞台は先に進み、只次郞とお妙は脇役に回り、お花と熊吉にバトンタッチ。それでも、居酒屋ぜんやが舞台だから、お妙さんの出番が多い。ただ只次郞は完全に脇役にまわってる感じ。お勝さんは、相変わらずいいアクセントでピリッと山椒のよう。ぜんやの馴染み客も相変わらず。“龍鬼養生丹”がカギを握りそう。今作の料理、すごくウナギが食べたくなった。料理もやっぱり気になるし、お花と熊吉がどんな道を歩むのか、ルリオの後継熊吉の体調も気になる。気になることだらけの居酒屋ぜんやの新装開店。次作が待ち遠しく楽しみです。2021/10/31

いつでも母さん

175
居酒屋ぜんやシリーズ第2章開幕!どうしようかなぁと思いながらやっぱり手にする。坂井さんはじりじりモヤモヤさせるのが巧い(褒めてます)お妙さんで慣れたけれど、お花ちゃんも別な意味で歯がゆい。まぁ、実母の事があるから分からなくはないけれど・・そして熊吉、まだまだ僻み・妬みは続くのだろうけれど、頑張れ。好い漢になること間違いない(その片鱗は見えている)そして欠かせられないのはお勝さん。好きだわ。次も読んじゃうのは決定です。2021/11/04

タイ子

111
ぜんやの新章の始まり。あれから3年、お花ちゃんも14歳。でも、哀しい事にお花ちゃんの記憶には毒親と言える母の姿と貧しかった日々が残っているのでぜんやの養女になっても時折、いやたびたび以前の生活が蘇ってくる。お妙も只次郎もお勝もみんな優しくて、優しすぎて夢のような日々だけにいつか覚めると思ってしまうんだな。甘え上手になれない自分が歯がゆいお花ちゃん。薬種問屋に奉公している熊吉も出世するのはいいけど、追い抜かれた先輩たちのパワハラは辛いね。大人の階段を踏みしめながら日々成長する若者たちの続編も楽しみ!2021/11/04

ツン

109
お花と熊吉、主人公が代替わりしました!悩むお花の内面が描かれているけど、昔はお妙さんもかなりの心の傷を抱えていたわけで、お勝さんが二人は似ていると言っていたけど、お花も少しずつ幸せになっていいんだと思えるようになってほしい。続きが楽しみです。2021/10/31

のぶ

105
「居酒屋ぜんや」が新シリーズになって帰ってきました。前のシリーズの大団円からさほど期間を置かずの再開は嬉しい。本作でも只次郎やお妙も元気に登場するが、今回は只次郎とお妙の養女になった14歳のお花と、薬問屋、俵屋に奉公している18歳の熊吉を中心に話が展開する。そんな経緯もあり、居酒屋の描写は控えめで、熊吉の薬に関する蘊蓄やらが描かれていて、それはそれで楽しい。お妙の作る料理も前ほど出てこないと思っていたら、最終話でお妙が鰻を見事に捌いて、蒲焼を作るシーンには生唾が出てきた。新シリーズの今後に期待します。2021/12/14

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