ハルキ文庫<br> 灰いろの鴉―捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎

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ハルキ文庫
灰いろの鴉―捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758444286
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

刑務所帰りの土橋が、老人ホームで起こした『大量殺傷事件』。当初、老人に対するヘイトクライムと思われた事件だが、殺された吉永欣造が、三十二年前に発生した、小学生二人による『老人連れ去り殺人事件』の被害者の息子であることが判明。捜査に当たっていたL県警本部の捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎は警察官だった父との幼少期の苦い記憶を思い起こす…。唯一の友である鴉とともに事件に迫る恭一郎。ラストに読者は必ず驚愕する!気鋭の著者が描く警察ミステリの登場!

著者等紹介

櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回ホラー小説大賞読者賞を受賞。同年『赤と白』で第25回すばる新人賞も受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

187
犯人として追われる者と追う刑事のどちらも、心に闇があって終始重苦しい作品だった。普通の親は出て来ないのだ。哀しい子どもが多すぎて…罪は罪だが、もう少し情を持って育てられていたらと思ってしまうのだ。子供の時から鴉が友達って正直切なすぎるよ、鳥越恭一郎。櫛木さんこれはシリーズ化してくれるのかな?この男の行く末をもう少し読んでみたい。2021/09/13

モルク

122
老人ホームで大量殺傷事件が起こる。犯人は刑務所帰りの土橋とすぐに特定され、無差別に上級老人を狙ったものと思われたが土橋が被害者吉永の名を叫んでいたことから標的があったと断定された。吉永は32年前の小学生二人による老人殺人事件の被害者の息子であり小学校の教頭でもあった。関連があるのか…。捜査にあたる鳥越も過去に少年たちと関わりがあり、どちらも不遇な少年時代を送っていた。鳥越には鴉とコントクトがとれる特技があり、捜査にも鴉の協力が。次第に明らかとなる真相、全てが歪んだ家庭のせいなのか、胸が痛む。シリーズ化か?2021/10/06

スエ

117
鴉といえば。近所に鴉と話せる奥様がいたはず。今日も綺麗だね、調子はどう?ぼちぼちでんな〜。等々(本人談) ええ、スエも猫たちの言葉は分かります!人の顔見りゃ「ご飯くれ」今は「モンプチよこせ、高い方のな」ですってよ(涙)前フリ済んで、さあレビュー❢『折平老人ホーム大量殺傷事件』に挑む、鴉と心通わせる刑事(色男、独身貴族、お調子者)これはシリーズ物になるのか?とにかく刑事の生い立ちや人物描写が半端ない。事件はオマケの体かっ?!……それでもしっかり面白いのが櫛木さん「愛を乞いたい思い」が全てであった。鴉大活躍❢2021/10/21

タイ子

107
本作に登場する主要人物たち、誰をとっても幼い頃に心と体に傷を負った悲しい過去を背負う者ばかり。そこに鴉の登場となるとさらに暗いイメージ。カラスって賢い鳥なのに、狂暴性があり怖いというイメージが先に立ち何だか可哀そうな気もする。かと言って好きにはなれないが。刑事の鳥越の友達は鴉だけ。アイコンタクトが取れるという必殺技。老人ホームで起きた大量殺傷事件を調べるうちに、32年前のある事件に遭遇。さらに幼馴染みが関与の疑いで捜査の中で暴かれる様々な真実。驚愕と得体の知れない震えに人間のおぞましさと哀しさを感じる。2021/09/22

ゆみねこ

101
老人ホームを狙った❲大量殺傷事件❳。刑務所帰りの土橋が事件を起こし現場から逃走した。上級老人と称される老人を狙ったヘイトクライムかと思われた事件の被害者は32年前の殺人事件の被害者家族だった。捜査に当たる鳥越恭一郎は鴉だけが友達と言う孤独な刑事。32年前の犯人たちも土橋も事件関係者や刑事たちも不全な家庭で育っている。親子の因縁は櫛木さんの作品に欠かすことは出来ない。鳥越恭一郎のこれからも読んでみたい。2021/09/23

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