内容説明
刑務所帰りの土橋が、老人ホームで起こした『大量殺傷事件』。当初、老人に対するヘイトクライムと思われた事件だが、殺された吉永欣造が、三十二年前に発生した、小学生二人による『老人連れ去り殺人事件』の被害者の息子であることが判明。捜査に当たっていたL県警本部の捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎は警察官だった父との幼少期の苦い記憶を思い起こす…。唯一の友である鴉とともに事件に迫る恭一郎。ラストに読者は必ず驚愕する!気鋭の著者が描く警察ミステリの登場!
著者等紹介
櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回ホラー小説大賞読者賞を受賞。同年『赤と白』で第25回すばる新人賞も受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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