出版社内容情報
大学四年時に両親を事故で亡くした霜鳥夕子は、都内で飲食店を経営する会社・オオルリ亭に就職した。
旅館を営む両親に育てられた彼女は、お客様のため懸命に働いた父母のように生きたいと願ったのだ。
念願の渋谷店に配属された夕子を待っていたのは憧れの支配人と厳しいながらも愛情深い先輩たち。
慣れない仕事に悪戦苦闘する彼女が見ていく光景とは……。
「ほどなく、お別れです」の著者が、夢に進むすべての人に温かいエールを送る、もうひとつの感動作。
内容説明
大学四年時に両親を事故で亡くした霜鳥夕子は、都内で飲食店を経営する会社・オオルリ亭に就職した。旅館を営む両親に育てられた彼女は、お客様のため懸命に働いた父母のように生きたいと願ったのだ。念願の渋谷店に配属された夕子を待っていたのは憧れの支配人と厳しいながらも愛情深い先輩たち。慣れない仕事に悪戦苦闘する彼女が見ていく光景とは…。「ほどなく、お別れです」の著者が、夢に進むすべての人に温かいエールを送る、もうひとつの感動作。
著者等紹介
長月天音[ナガツキアマネ]
1977年新潟県生まれ。2018年『ほどなく、お別れです』で第十九回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
95
就活中の大学4年生の時両親を亡くした霜鳥夕子は、旅館を営む両親がお客様の為に懸命に働いていた姿を思い、都内の洋食店・オオルリ亭に就職した。配属されたのは夕子の憧れの支配人がいる渋谷店。慣れない仕事に悪戦苦闘しながら夕子が見る光景、厳しくも温かな先輩たち。社会人1年生の夕子の成長譚は清々しいものでとても良かった。2023/03/06
horihori【レビューがたまって追っつかない】
48
事務職志望で就活していた霜鳥夕子は、両親の事故死をきっかけに、旅館を営む両親のように、お客様のために働きたいと、同じような生い立ちの支配人がいる、都内で飲食店を経営する会社・オオルリ亭に就職する。憧れの支配人のいる渋谷店に配属された夕子は、支配人と厳しいながらも愛情深い先輩たちに支えられ、ひたむきに接客する夕子の奮闘。ラスト、支配人の退職は予想外だったし、「ほどなく、お別れです」の著者なので、期待値が上がりすぎたけれど、夕子の頑張りや成長をもう少し見続けたいと思った。2021/06/09
YAKO
33
この本の著者、長月天音さんの以前読んだ本が大好きで読みました。正直、も少し💦という感じはありましたが、もし続編があれば読んでみたい✨いや読みたい!😊 それぞれこの先どう成長するのか気になります。支配人さんって、、、つい野暮なことを考えてしまった😅💦2021/05/25
信兵衛
31
主人公の霜鳥夕子、清新な魅力に富んでいます。それがそのまま本作の魅力になっています。2021/09/01
香翠
29
人々に愛されているオオルリ亭渋谷店。残念ながら閉店してしまいましたが、その精神はスタッフたちに引き継がれ、受け継がれて行くんだろう。新たな店舗で後輩の指導する成長した夕子さんのストーリーを読んでみたいな。2021/05/13