出版社内容情報
大晦日。丸九のおかみ・お高を、想い人で、亡き父・九蔵が板長を務めた料亭英の跡取り・作太郎が訪ねてくる。
贔屓の客用のおせち重のうち、煮しめの段の中身が消えてしまったのだという。
作太郎は、九蔵の味を継ぐお高に、代わりの煮しめを作ってほしいと頭を下げる。
でしゃばるようなことはしたくないとお高は尻込みするが──。
だしがたっぷり沁み込んだ風呂吹き大根、酢醤油でいただく蟹鍋煮、ほっと温まるあずきの汁粉……。
人々の日々を支える一膳めし屋と、高級料亭の矜持がぶつかって、なにやら波乱の予感!?
シリーズ第五作。
内容説明
大晦日。丸九のおかみ・お高を、想い人で、亡き父・九蔵が板長を務めた料釣英の跡取り・作太郎が訪ねてくる。贔屓の客用のおせち重のうち、煮しめの段の中身が消えてしまったのだという。作太郎は、九蔵の味を継ぐお高に、代わりの煮しめを作ってほしいと頭を下げる。でしゃばるようなことはしたくないとお高は尻込みするが―。だしがたっぷり沁み込んだ風呂吹き大根、酢醤油でいただく蟹鍋煮、ほっと温まるあずきの汁粉…。人々の日々を支える一膳めし屋と、高級料亭の矜持がぶつかって、なにやら波乱の予感!?シリーズ第五作。
著者等紹介
中島久枝[ナカジマヒサエ]
東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍し、讀賣新聞夕刊にて「甘味主義」を連載中。『日乃出が走る 浜風屋菓子話』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞し、作家デビュー。「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」「一膳めし屋丸九」両シリーズにて第8回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
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