ハルキ文庫 時代小説文庫<br> 杏の甘煮―一膳めし屋丸九〈3〉

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ハルキ文庫 時代小説文庫
杏の甘煮―一膳めし屋丸九〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758443401
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

じゃこや青じその入ったなすご飯、ふんわりとして甘辛い鰈の煮つけ、酒肴にぴったり豆腐のみそ漬け、男衆にも人気の杏の甘煮―面倒見のいい女主人のお高、少々毒舌だがしっかり者のお栄、ちゃきちゃきと店を動き回るお近の三人で切り盛りする「一膳めし屋丸九」は、常連客でいつもにぎやか。そんなある日、ちょっとうさんくさい男が店にやってきた。男は「丸九」の先代でお高の父である九蔵の下で働いていたというが…。旬の食材で作る毎日のめしには、お高の心模様も表れる。ますますおいしいシリーズ第三巻。

著者等紹介

中島久枝[ナカシマヒサエ]
東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍し、讀賣新聞夕刊にて「甘味主義」を連載中。『日乃出が走る 浜風屋菓子話』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞し、作家デビュー。「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」「一膳めし屋丸九」両シリーズにて第1回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

168
あっちでヤキモチ、こっちでヤキモチ。これが恋というものよ。そんな今作でしたね。お高も作太郎の事もそうだが、料理に対しても一歩踏み出せたのかな。富五郎、嫌な感じだね。また、嫌な感じ増し増しで登場しそうだ。まあ、何をするにもお腹は減るね。もちろん、これを読んでてもお腹は減るよ。至って普通の料理なんだけど、美味しそうなんだもん。けっこう動きがあった今作。次作が楽しみだね。2020/07/29

おしゃべりメガネ

88
シリーズ第3弾。今回も引き続きドタバタしてます。ちょっと毒舌気味の女中「お栄」となかなかファイターな「お近」の二人とバランスよく一膳めし屋『丸九』を営む若おかみ「お高」。そんなある日、店にちょっとうさんくさい1人の男が現れ、本人曰く「お高」の父「九蔵」の下で働いていた板前とのこと。そんな彼は『丸九』の料理を食べたあとに、ちょっとひと悶着を起こします。店に出入りする風来坊のような謎めいた男「作太郎」の正体が少しずつ明かされつつ、「お高」との距離はなかなか縮まりません。それでもやっぱりイッキ読みでしたね。2024/12/11

タイ子

86
シリーズ第3弾。私が読んだ料理小説の中でも丸久の白いご飯は一番美味しそうだと思う。おかずはそれぞれの作品の味が出てて一概には言えないけど、ご飯だけは目に浮かびそうだ。今回は男と女の機微がそれぞれに描かれていて料理とともに味わえる面白さ。丸久の女将、お高の想い人が実は想像外に立派な家柄の人で深い事情があったり、幼馴染の政次の妻がお高に嫉妬したりでなかなか賑やかな人間模様も伺えました。「人は食べたもので出来ている。食は明日の命を育てるもの」2020/06/02

ジュール リブレ

71
シリーズ3作目、家庭料理の美味しさそのままな一膳飯屋。鰈の煮付け、茄子ごはん。料亭の味を受け継いだ胡麻豆腐。それぞれ美味しそうで、集う江戸っ子たちの喜んで頬張る姿が活きいき。ごちそうさまでした。2020/06/28

Nyah

49
一膳めし屋丸九で繰り広げる日々。料亭英で板長だった父九蔵が始めた丸九、跡を継いだお高に、父の下で働き、英の板長をやってるという男がやってきて、お高が 料理人と名乗っている事を馬鹿にする。英に丸九3人で食べに行く。/恋心を抱く作太郎と寄席に行き、幼馴染の政次の妻お咲に嫉妬される。/お近の付き合っている剛太が幼馴染が兄と結婚する事になり揺れているのに腹立て下駄で殴る。/幽霊寺に絵を見に行った帰りに作太郎、作太郎姉、英おかみりょうに会い、おりょうは作太郎の許嫁と言われる。作太郎に「待ってる」と伝えられた。2022/02/19

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