内容説明
霊が「見える」けれど、その存在を否定したい天哉。霊は「見えない」けれど、信じている陽太(ただし霊がいると無自覚にくしゃみが出る)。幼馴染だが正反対の二人が立ち上げたのは、怪奇現象を科学的に解明する相談所!?そんな彼らのアジトは、三鷹台にある若い女将が営むおでん屋。しかし、この組み合わせにも理由があり…。驚きと温かな感動も呼び起こす心霊ミステリー。
著者等紹介
木間のどか[コマノドカ]
東京都生まれ。人材情報サービス会社勤務を経て、フリーランスとして独立。別名義での著作あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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瑪瑙(サードニックス)
40
霊が見えるけれどもその存在を否定する天哉。霊を信じているけれども見えない陽太。幼馴染の二人が出会い、一緒に怪奇現象を解決する相談所を開く。そのお客だったおでん屋の小和。偶然で出会ったような3人だったが、やがてその秘密が明らかになっていく。読み始めた時はちょっと思っていた展開とは違って失敗したかなあと思ったのですが、後半は3人の過去の事が分かってきて、そしてホッとできる結果になったので良かったです。軽く読める部類に入ると思います。2020/10/19
み
28
単行本が気になってた作品、初読みの作家さん。何となく読了(^^;日常の謎解きにオカルトを絡めてるので、好きな系統なのに。ちと残念なり。あっ、単行本とタイトル少し変わってますよ!2020/03/14
salvador
14
神霊現象を信じる陽太と否定したい天哉の2人が、怪奇現象を現実的に紐解いていくミステリー。不可思議な現象を科学的にするすると説明付けて解決していくのが気持ち良い。もっとほのぼのしているのかと思いきや、ある時期の記憶が薄いことに気付き、過去に囚われたそれぞれが、小和の妹和音の死に向き合って再生していく。チヅばあちゃんの能力がすごい!2021/02/27
スプリント
9
伏線回収まで頑張って読んだが 極端なキャラ付けされている主人公二人の言動が イライラして何度も読み続けようとする心折ろうとする。2022/04/09
紅羽
9
霊が見えるけど、信じない天哉と逆に霊が見えないけど、信じている陽太。2人の幼馴染みが様々な怪奇現象を解決していく心霊系のミステリ作品。心霊現象を扱っていながらも怖さはなく、心温まる優しい結末が心地良かったです。2020/09/05