内容説明
深川佐賀町の米問屋に押し込みがあったと報を受けた南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人。見習として出仕している嫡男・菊太郎とともにさっそく現場に向かうと、あるじと手代が殺られ、土蔵からは九百両が奪われていた。事件の夜、米蔵で酔っていたという船頭は、真っ白な女の幽霊を見たと怯えている。なかなか手がかりを掴めぬなか、隼人たちは、五年前の似た手口の事件を洗いなおすことにして―。江戸の悪に鬼隼人親子が迫る!大人気時代長篇。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。デビュー作『剣の道殺人事件』で、第36回江戸川乱歩賞を受賞。その後もミステリーを中心に作品を発表。現在は、時代小説を精力的に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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