内容説明
港町で三代続く老舗洋食屋「キッチン風見鶏」。おすすめは、じっくりと手をかけた熟成肉料理だ。漫画家デビューを夢見るウエイター・坂田翔平は、幽霊が見えてしまうのが悩みのタネ。お客さん一人ひとりに合わせた料理が好評なオーナーシェフ・鳥居絵里は、家族の健康を案じつつ空元気を出して奮闘中!誰しも未来は不安だし、人生は寂しいものだ。でも、だからこそ、自分の心に嘘をつかずに生きていく―。美味しさとやさしさが溢れる傑作長編。
著者等紹介
森沢明夫[モリサワアキオ]
1969年生まれ、千葉県出身。早稲田大学人間科学部卒業。2007年、『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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