内容説明
オムレツ、エビフライ、豚汁、ぶり大根、麻婆ナス、鯛茶漬け、ゴーヤチャンプル―…昼は定食屋で夜は居酒屋。姑の一子と嫁の二三が仲良く営んでおり、そこにアルバイトの万里が加わってはや二年。美味しくて財布にも優しい佃の「はじめ食堂」は常連客の笑い声が絶えない。新しいお客さんがカラオケバトルで優勝したり、常連客の後藤に騒動が持ち上がったり、一子たちがはとバスの夜の観光ツアーに出かけたり―「はじめ食堂」は、賑やかで温かくお客さんたちを迎えてくれる。文庫オリジナル。
著者等紹介
山口恵以子[ヤマグチエイコ]
1958年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。会社勤めをしながら松竹シナリオ研究所でドラマ脚本のプロット作成を手掛ける。2007年『邪剣始末』でデビュー。13年、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務するかたわら執筆した『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
484
シリーズも3巻まできました。万里くんがしっかりと店の柱の一本になっているのが頼もしい。商店街のクジで当てたはとバスツアーでかつての同級生に…はお話としてもデキすぎ感ありますが、「さつきちゃん」のおばあちゃんを思う気持ちには泣かされます。季節でもあることだし、発酵食品が注目される今、わたしも具沢山のお味噌汁をたくさん食べよう。「美味しい」だけの小説にあらず、ブラック企業やLGBTなど、世情に絡んだトピックも忍ばせて、うまいなぁ。2018/12/22
しんごろ
423
シリーズ3作目!リアルにはじめ食堂がないのかというくらい、料理とお酒が充実していて、常連客さん達と仲良く楽しく吞みたい気分になりますね。今回は万里の成長していく姿がいいですね。新たなお客も現れて、はじめ食堂は順風満帆!ホントにリアルにお店があってほしいです。『愛は味噌汁』の章は良かったな。今作品に出てくる料理は全部食べたくなりますし、作りたくなりますね。レシピもあるし作っちゃおうかなあ(^^)2018/03/25
mae.dat
272
シリーズ第3弾。表題作を含む5話連作。一子さんは齢80を超えていらっしゃるという事なんですが、長いシリーズ(読んでいる2026/3時点で19巻‼︎ 完結はしていないですよね?)です。一子さん、長生きするのかなぁ。過去回想やスピンオフを挟んで、本編の進みは遅目なのかな。等と後発組み故の心配も。第1作目で拾われた万里くん。メキメキと成長を遂げて新作を開発してみせたり、大活躍ですよ。それにまだまだ伸び代も。辛子レンコンの回は女性怖いのと同時に、開き直り(?)超サバサバしていてわろたし。そりゃもう、何も言えねぇ。2026/03/09
ゆのん
258
食堂のおばちゃんシリーズ3作目。シリーズを重ねるごとに面白くなっている気がする。表題になっている『愛は味噌汁』がとっても良かった。涌井シェフも90歳近いがまだまだ現役で嬉しい限り。常連客も増えてきて今後のはじめ食堂が楽しみ。こんな食堂が近所にあったら料理しなくなるだろうな。2018/02/02
蒼
168
「先生あなたはなにも間違っていませんよ。間違ったのは神様なんです」という一子。性同一性障害の皐に対する最高の援護射撃に唸ってしまった。又テレビ出演が決まって舞い上がり焦りまくる万里の為に、涌井シェフに来てもらって壮行会を行い、万里の頭を冷やす一子の老練さにさすが年の功と舌を巻いた。この先万里がいつまではじめ食堂で働くのか、調理師免許を取るのか、先のことはわからないができるものならはじめ食堂で新たなメニュー開発して行って欲しいと熱望する。2018/03/22
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