内容説明
日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」では、年の瀬に限り昼御飯を供している。今年の師走飯は鰯の照り焼き汁かけ飯に決まった。鰯を届けてくれている船頭の豪助が家を出て、兄貴分の尚吉と暮らしているという。師走飯が好評の、そんなある日、岡っ引きの松次と同心の田端が店にやってきた。綱元孫右衛門の娘・理恵が殺されたという。理恵は尚吉の許嫁だった―。鰯の団子汁、春菊の天ぷらうどん、鳥鍋、鰆のカラスミ…など美味しい料理と季蔵の推理が冴えわたる、書き下ろし大ベストセラーシリーズ、待望の最新刊。
著者等紹介
和田はつ子[ワダハツコ]
東京都生まれ。日本女子大学大学院卒。出版社勤務の後、テレビドラマの原作などで注目される。ミステリー、ホラーの著作が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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